【読みやすい文章の書き方】現役ライターが厳選したコツ20選と上手い文章の書き方を解説

    読みやすい文章を書きたい……

    文章力を磨きたいけれど、どうしたらいいかわからない……

    本記事では、現役ライターが厳選した「読みやすい文章の書き方」のコツを20個ご紹介します。

    • 一文一義を心がける
    • 主語と述語を合わせる
    • 修飾語と被修飾語は近くに置く
    • 句読点を適切に使う
    • 同じ文末表現は2回まで
    • 体言止めの多用は避ける
    • 同じ単語を使いすぎない
    • 「てにをは」を正しく使う
    • 「こそあど」言葉を使わない
    • 同じ助詞を連続で使わない
    • 接続詞を正しく使う
    • 箇条書きをうまく使う
    • できるだけ簡単な表現に変える
    • 適切なタイミングで段落を変える
    • 誤字脱字に注意する
    • 表記ゆれに注意する
    • 漢字とひらがなの割合は3:7
    • 不要な語句を削る
    • 文体を統一する
    • 一晩寝かせてから推敲する

    この記事を読むことで、以下のメリットが得られるでしょう。

    • 基本的なルールを理解できて、読みやすい文章を書けるようになる
    • 構成や表現方法を工夫することで、わかりやすい文章を書けるようになる
    • 仕事やプライベートで役立つスキルが身につく

    この記事がおすすめできるのは次の人です。

    • 文章を書くのが苦手な人
    • ブログやレポート、小説など、様々なジャンルの文章を書きたい人
    • 自分の思いや考えを正確に伝えたい人

    読みやすい文章を書くスキルは、厳しい現代を生き抜くために必須の技術です。

    まさる

    ぜひ本記事を参考に、読みやすい文章を書くためのスキルを身につけてください。

    豊かな文章表現を身につけたい人は、修辞法について学びましょう。

    この記事を書いているのは

    まさる

    • 専業主夫×Webライター×ブロガー
    • 専業主夫として2歳と3歳の息子を育てながら月10万円稼ぐ
    • 年間100記事以上執筆する
    • 3つのブログを運営中
    • 全日本SEO協会SEO検定1級保有

    @WebWriterMasaru

    masaru_sengyo_web_writer

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    目次

    読みやすい文章と読みにくい文章の違い

    転妻はりー

    そもそも読みやすい文章と読みにくい文章の違いってなんなのよ?

    まさる

    読みやすい文章と読みにくい文章には次のような違いがありますよ。

    読みやすい文章

    ……文章構成がシンプルで、内容が破綻していない文章

    読みにくい文章

    ……複雑な文章構成で理解しにくく、主旨が一貫していない文章

    まさる

    詳しく解説していきますね。

    読みやすい文章とは

    【文章構成がシンプルで、内容が破綻していない文章】です。

    Webユーザーはそのサイトを開いて3秒で

    読むか読まないかを判断しています。

    ま:3秒ルールといいます!

    欲しい情報を効率よく得られるサイトかどうかは、一瞬で判断されます。

    パッと見られても問題ないように、次のような文章を心がけましょう。

    ・情報が体系立ててあり、一目で欲しい情報(結論)が得られる

    ・整理されていて読みやすくシンプルである

    ま:読んでいて、内容が破綻していないことも重要です。

    例えば次の文はどうでしょう。

    楽譜を読めるなら、ピアノを弾くことができます。

    しかし、楽譜が読めるだけでは不十分です。

    結局はたくさん失敗しながら反復練習を行うことで、弾けるようになるのです。

    は:ん?何が問題なの?

    最初の一文で「楽譜を読めるならピアノが弾ける」と言っているのに、次の文章では「楽譜が読めるだけでは不十分」と逆のことを言ってしまっています。

    は:なるほど確かに・・・。気づかなかった・・・。

    文章が長く複雑な構成になるほど、内容が破綻しがちです。

    ま:「構成はシンプルに」を心がけましょう。

    読みにくい文章とは

    読みやすい文章の反対が読みにくい文章です。

    【複雑な文章構成で理解しにくく、主旨が一貫していない文章】

    複雑な構成の文章はいくら読み進めても内容が理解しにくく、読み手を疲れさせてしまいます。

    また、主張が二転三転する文章は、主旨が一貫していないので読者に優しくありません。

    まさる

    読みにくい文章では自分の思いを相手に伝えられません。

    次の項目から解説する「読みやすい文章に変えるコツ」を意識して文章を書くようにしましょう。

    また、冗長な表現をしていると文章は読みにくくなります。

    下の記事で冗長表現について詳しく解説しています。

    読みやすい文章に変えるコツ20選

    転妻はりー

    読みやすい文章のことはわかったけど、私文才ないんだよね……

    まさる

    文才がないとか文章を書くのが苦手だと感じている人でも、コツさえ掴めば簡単に読みやすい文章を書けるようになりますよ。

    20個のコツを一緒に見ていきましょう。

    一文一義を心がける

    一文一義(いちぶんいちぎ)とは「一つの文章に一つの情報だけを書くこと」です。

    「テクニカルライティング」という技術の一つで、文章の内容を、目的や読み手に合わせてわかりやすく伝えることができます。

    一つの文章に含まれる情報が一つだけになるので、理解しやすく、伝わりやすいです。

    一文一義ではなかった場合

    私の夫は転勤族のため、家族で引っ越しをすることが多く、そのため私は定職に就くことが難しいので、転勤族の妻でもできる仕事を探しています。

    まさる

    何だかダラダラしていて、何を言いたいのか結論が見えづらいです。

    一文一義の場合

    私の夫は転勤族です。

    そのため引っ越しをすることが多く、私は定職に就くことが難しいです。

    転勤族の妻でもできる仕事を探しています。

    上記の文章のように一つの文章に入れる情報を絞ることで、

    端的で理解しやすい文章になります。

    主語と述語を合わせる

    主語と述語がつながらない文章を「ねじれ文」といいます。

    ねじれ文

    私の好きな食べ物は、チョコレートを食べることです

    僕の趣味は、映画を見ます。

    修正後

    私の好きな食べ物はチョコレートです。

    僕の趣味は映画鑑賞です。

    は:そんな間違いするの?

    ま:文章が長く複雑になると起きやすいです。

    ねじれは日本語としておかしいため、記事の内容や主張に問題がなかったとしても、信頼感や説得力が落ちてしまいます。

    ねじれを防ぐためにも一文一義で文章を短く区切ることを意識しましょう!

    修飾語と被修飾語は近くに置く

    修飾語とは

    • 形容詞……小さい、遠い、速い、など状態や性質を表現する言葉
    • 副詞……急に、とても、などすぐ後にくる言葉の意味を詳しく説明する言葉
    • 形容動詞……素晴らしい、幸福だ、など 形容詞と同様、状態や性質を表現する言葉
    まさる

    反対に、説明される側を被修飾語といいます。

    修飾語と被修飾語は、できる限り近づけるようにしてください。

    例を挙げて確認しましょう。

    修飾語と被修飾語が遠い文章

    いつも子供が遊んだ後片付けないのが毎日だと、我慢できるものもできなくなり、イライラが募ってつい怒鳴り散らし、後悔する。

    まさる

    修飾語である「いつも」が、何を修飾しているのかが分かりづらいです。

    • いつも片付けない
    • いつも我慢できない
    • いつも怒鳴り散らす
    転妻はりー

    確かに、どの意味にもとれるわね……

    まさる

    今回は「後悔する」を修飾します。

    後悔するの前に置いた例

    子供が遊んだ後片付けないのが毎日だと、我慢できるものもできなくなり、
    イライラが募ってつい怒鳴り散らし、いつも後悔する。

    「いつも」を「後悔する」の近くにおけば、「できるだけ我慢しているがつい怒鳴り散らしてしまう時があって、その時にとても後悔する」という筆者の意図が伝わるようになります。

    修飾語と被修飾語は近くに置くようにしましょう。

    句読点を適切に使う

    句読点を適切に使えれば、文章は劇的に読みやすくなります。

    句読点の一般的な使い方は次のとおりです。

    句点とは……

    原則として文章の終わりにつけ、文章どうしを区切る。

    読点とは……

    文章の区切りにつけ、意味をわかりやすくしたり、読みやすく伝わりやすくする。

    句点には6つ、読点には9つのルールがあります。

    句点ルール

    • 文末に打つ
    • 「」()の中には基本打たない
    • 感嘆符(!)や疑問符(?)の前後には打たない
    • 箇条書きでは基本的に打たない
    • 件名や標題の末尾には打たない
    • 目次や見出しの末尾には打たない

    読点ルール

    • 主語のあとに打つ
    • 接続詞・接続助詞のあとに打つ
    • 並列した語句を列記するときに打つ
    • 修飾関係が分かりづらいときに打つ
    • 主語や目的語が長いときに打つ
    • 漢字やひらがなが続いて読みにくいときに打つ
    • 誤読のおそれがあるときに打つ
    • 助詞(てにおは)を省略するときに打つ
    • 「」()の前には原則打たない
    転妻はりー

    なんだかたくさんあってややこしいわ……

    まさる

    全部暗記しなくても大丈夫なので、意識して少しずつ身につけましょうね。

    そもそも句点や読点は、読み手にとって読みやすい文章となるように生まれたものです。

    読者の立場で見て、読みやすいかどうかで判断するといいでしょう。

    句読点の打ち方について、もっと詳しく知りたい人は下の記事が参考になります。

    具体例と合わせて解説しているので、ぜひご覧になってくださいね。

    同じ文末表現は2回まで

    同じ文末表現を多用してしまうと、文章自体が稚拙な印象になり、説得力が下がってしまいます。

    まさる

    リズムが悪くなって読みにくく、幼稚な印書を与えてしまいます……

    ダメな具体例

    日記を続けるには、習慣化することが大切になります。

    一度習慣化してしまえば忘れることもなくなります。

    そうすることでストレス無く続けられるようになります。

    下記のように、さまざまな文末表現を使いこなすことで、スマートでレベルの高い印象を与えられます。

    いい具体例

    日記を続けるコツは、習慣づけることにあります。

    一度習慣になれば、自然と日記を書くことが身についていきますよ。

    そうすれば、ストレスを感じることなく、楽しみながら日記を続けていけるはずです。

    同じ文末表現は2回までにしましょう。

    まさる

    ちなみに、文末表現は「敬体」とよばれる「だ・である調」と「常体」とよばれる「です・ます調」に分かれます。

    多くのWebサイトでは「です・ます調」が使われています。

    まさる

    このブログでも「です・ます調」を使用しています。

    ところが「です・ます調」は、文末表現の種類が少ないため、文章の終わり方に悩んでいる人も多いでしょう。

    「です・ます調」の文末表現例

    • です。
    • ます。
    • でしょう。
    • ました。
    • ません。
    • ましょう。
    • でした。
    まさる

    そんな人のために「です・ます調」と「だ・である調」の特徴や使い方について、一覧表にして下の記事で詳しくまとめています。

    文末表現のバリュエーションを増やせれば、一段上の文章力を手に入れられるので、ぜひご覧ください。

    体言止めの多用は避ける

    体言止めとは、文末に名詞や代名詞を持ってくる書き方のことです。

    具体例

    私の夢は、宇宙飛行士になることです。

    体言止めを使った具体例

    私の夢は、宇宙飛行士。

    体言止めを使うメリットは次のとおりです。

    ただし、体言止めを使うときは下記の注意点に気をつける必要があります。

    • 多用しない
    • フォーマルな場面では使用を控える
    • ビジネス場面では状況に応じて使う
    • クライアントが禁止していないか確認する

    使いすぎてしまうと違和感が出てしまったり、伝わりづらい文章になってしまいます。

    多用しすぎている具体例

    私の夢は宇宙飛行士。誰もが一度は憧れる職業。実現させるために必要なのは努力。

    まさる

    体言止めを使うときは、注意して使うようにしましょう。

    体言止めについて、もっと詳しく知りたい人は下の記事が参考になります。

    同じ単語を使いすぎない

    同じ単語を使いすぎると幼稚な印象を与えてしまいます。

    具体例

    化粧品市場は飽和状態です。次から次に新しい化粧品が生まれ、消費者に受け

    入れられなかった化粧品は市場から淘汰されていきます。

    言い換えや、不要な箇所を排除して改善すると、

    化粧品市場は飽和状態です。次から次に新しい製品が生まれ、消費者に受け入れられなかったものは市場から淘汰されていきます。

    Web上の記事は、読み飛ばしながら読んでいる読者がほとんどです。

    読者にストレス無く読み進めてもらうためにも、

    シンプルな文章になるよう配慮しましょう。

    「てにをは」を正しく使う

    「てにをは」とは、言葉と言葉をつなげる助詞の総称です。

    「てにをは」を間違うと、全く違う意味の文章になってしまうので、正しい使用方法を押さえておきましょう。

    助詞でニュアンスが変わってしまう例

    A:カレーがいい

    B:カレーでいい

    Aの方はカレーが食べたいんだな、という印象を受けます。

    しかしBの方になると、本当は他のものがいいけど、カレーで妥協しておくか・・・

    といった印象です。

    は:確かに。晩御飯何がいい?って聞いて「カレーでいい」とか言われるとイラッとするわ…

    ま:作ってもらって感謝どころか、カレーで我慢してやるよって雰囲気ですね

    A:彼は私の上司です

    B:彼が私の上司です

    Aの場合、彼の紹介をし、単に事実を述べている印象です。

    Bの場合になると、「彼」がより強調され、

    今まで隠していたけど、彼が私の上司だよ

    彼が、前から話していた、私の上司だよ

    といった、単純な言葉の意味だけでなく、伝わるニュアンスが変わってきます。

    誤解を与えないように、自分の意思や考えを効果的に伝えるために、

    助詞の使い方は重要です。

    しかし、「てにをは」の使いこなしについては、苦手としている方も多いのも事実。

    まさる:実は助詞にあたる言葉は外国にはほとんど無く、日本語は難しい言語だと言われる理由の一つでもあるんですよ。

    迷ったら声に出してみる、第三者に聞いてもらい、

    間違いがあれば指摘してもらうなども「てにをは」マスターへの近道です。

    正しい使い方で自分の意図を相違なく伝えるために、普段から意識して使いこなせるようになりましょう。 

    「こそあど」言葉を使わない

    こそあど言葉とは指示語で、場所、人、物事、方角などを指す言葉のことです。

    • これ
    • あれ
    • そんな
    • どの
    • こう……

    のようなものが挙げられます。

    は:どうして「こそあど」を使ってはいけないの?

    ま:例えば次のような文章だと、指示語が何を指しているのか分かりづらくなります。

     子どもが生まれてからは自分時間が減り、友達との飲み会や、旅行、夜のドライブやショッピングなど当たり前にしていたことができなくなりました。

    今度、子どもを預けてそれをしてもいいなと思っています。

    は:確かによく分からないわ……

    「こそあど」を無くすと以下のようになります。

    子どもが生まれてからは自分時間が減り、友達との飲み会や、旅行、夜のドライブやショッピングなど当たり前にしていたことができなくなりました。

    今度、子どもを預けて旅行をしてもいいなと思っています。

    は:これなら分かりやすいわ!旅行がしたかったのね!

    特にWebの記事では、読者は読み飛ばしながら読む場合がほとんどです。

    そこで「こそあど」言葉を使用してしまうと、文章の途中から読んだ読者は何のことかわからなくなります。

    「こそあど」言葉はできるだけ使わないようにしましょう。

    同じ助詞を連続で使わない

    助詞とは、文中の言葉をつなげたり、意味を与えたりする品詞のことです。

    子どもが遊ぶ(主語を確定させる)

    疲れたから休憩しよう(語句を順接で繋ぐ)

    昼寝さえすれば大丈夫(条件を与える)

    保育園は休みですか(質問をする)

    上記の例以外にも助詞にはたくさんの種類や役割があります。

    ま:では、同じ助詞が続いた例を見てみましょう

    クリスマスの食事の予定のレストランの変更をします。

    子どもの誕生日のお祝いを家で行うところを、外食することを決めました。

    は:うーん……読みにくいし、なんか変な文章!

    ま:同じ助詞が続かないよう、内容はそのまま言い換えてみましょう。

    クリスマスに行くレストランを変更します。

    子どもの誕生日祝いを家でする予定にしていたが、外食に変えた。

    は:スッキリ分かりやすくなったわ

    ま:上記のように、割と簡単に助詞の重複は避けることができます。

    出来上がった文章を見直して違和感や読みにくさを感じる部分は、

    言い換えや他の助詞で代用し、読みやすい文章に変換していきましょう。

    接続詞を正しく使う

    接続詞を正しく使うポイントは次の2つです。

    1. 逆説以外の接続詞はできるだけ使わない。
    2. 受けの言葉に注意する

    ①逆説以外の接続詞はできるだけ使わない。

    ま:接続詞には次のようなものがあります。

    1. 順接:だから・だとすると・したがって
    2. 逆説:しかし・にもかかわらず・それなのに
    3. 並列:また・および
    4. 添加:しかも・加えて・それどころか
    5. 選択:または・あるいは
    6. 対比:対して・比較して・むしろ
    7. 説明:なぜなら・というのも
    8. 転換:ところで・それはさておき
    9. 言い換え:言ってみれば・すなわち・つまり・要するに
    10. 補足:ただし・ちなみに

    接続詞は使い過ぎたり間違った使い方をすると、だらだらと読みにくかったり、誤解を与える文章になってしまいます。

    ま:実は逆説以外の接続詞は、無くても意味が通じることがほとんどです。例をみてみましょう。

    私は茶碗蒸しが好きです。そして目玉焼きや、それから卵焼きも好きです。

    ↓  

    私は茶碗蒸しも目玉焼きも卵焼きも好きです。

    は:スッキリしたわ!

    ま:接続詞が多くなると、読みづらい文章になりがちなので、注意が必要です。

    一方、逆説の接続詞は、省略すると文章に違和感が出る場合があります。

    下記のような例です。

    私の夫は倹約家で、普段から不必要な支出はしないようにしています。旅行に行くと財布の紐をゆるめ、食事やホテルで贅沢をします。

    は:え!?どういうこと?

    ま:逆説の接続詞を戻してみましょう

    私の夫は倹約家で、普段から不必要な支出はしないようにしています。しかし旅行に行くと財布の紐をゆるめ、食事やホテルで贅沢をします。

    逆説の接続詞を戻したことで、普段夫は倹約家だが、旅行の時は別だという筆者の意図が伝わるようになりました。

    違和感を与えずに接続詞を省略したい人は、次の3ステップで行いましょう

    1. とりあえず接続詞を入れて文章を書く
    2. 読み返して違和感のあるものは変える
    3. 省いて読んでみても違和感がなければ削除する

    ま:上記の方法を使えば、無理無く接続詞が減らせるのでおすすめですよ

    ②受けの言葉に注意する

    受けの言葉が間違っている例

    私が好きなものは茶碗蒸しと目玉焼きと卵焼きです。なぜなら卵を使っています。

    ま:理由を表す「なぜなら〜」という接続詞。受けは「〜だから」となるはずです。

    私が好きなものは茶碗蒸しと目玉焼きと卵焼きです。なぜなら卵を使っているからです。

    は:ほんとね、違和感がなくなったわ

    ま:接続詞の選択も間違わないようにしましょう。

    彼女は集中が長続きしません。だからピアノ教室では長時間でもしっかりと先生の話を聞いています。

    は:なるほど。前後の文章で内容が矛盾してるってことね。

    ま:ちなみに物事を並列する場合は接続詞で繋ぐのではなく、箇条書きもおすすめです。

    私が好きな食べ物は次の3つです。

    • 茶碗蒸し
    • 目玉焼き
    • 卵焼き

    箇条書きをうまく使う

    箇条書きとは、複数の項目を単語や短文で書き並べる方法のことです。

    まさる

    情報が整理されているので、一目で全体像を把握できますよ。

    具体例

    遠足の持ち物

    • 着替え一式
    • 防寒具
    • リュックサック
    • お弁当
    • 水筒
    まさる

    とても便利な箇条書きですが、下記のルールを守りましょう。

    • 言い回しを統一する
    • 文字数を合わせる
    • 同じカテゴリーでまとめる
    • 同じ言葉は書かない
    • 文末を揃える
    • 短くまとめる
    • 項目数を増やしすぎない
    • 階層構造を意識する
    • 順番を考える
    • 句読点は原則使わない
    • 記号を使い分ける

    もっと詳しく知りたい人は、ぜひご覧ください。

    できるだけ簡単な表現に変える

    文章を書く際は、特別な知識やスキルがない人でも伝わるような文章を書くようにしましょう。

    ま:アメリカのベストセラー作家のほとんどが、

    中学一年生レベルに合わせて文章を書いているそうですよ。

    は:へー、分かりやすいって大事なのね

    できるだけ簡単な表現にするために気を付けることとして、

    1. 難しい漢字を使わない
    2. 専門用語を使わない

    などがあります。

    ①   難しい漢字を使わない

    ふりがなが必要な漢字や、読めても馴染みのない漢字は

    理解に時間がかかり、タイムロスに繋がります。

    ・・・「祖語=そご」「奔走=ほんそう」「暫時=ざんじ」「均す=ならす」など

    また、2つの読み方があったり、意味を持つ漢字も使わない方が無難でしょう。

    ・・・「方=かた、ほう」「辛い=つらい、からい」「何時=なんじ、いつ」など

    ま:ちなみに、漢字表記するか、ひらがな表記にする悩んだときは、下記の本で確認するのがおすすめです。

    ※「記者ハンドブック」アフィリリンク

    ま:文章を書くことを仕事にするなら、必携なので手に入れておきましょう。

    ②   専門用語を使わない

    ま:理解するのに特別な知識が必要になる用語は、使わない方がいいでしょう。

    例えば、以下のような文章だとどうでしょう。

    新聞広告原稿のオンライン送稿では念稿ゲラは不要です。また有料でプリフライトチェック結果やRIP結果を参照することができます。全面広告・三方罫についての指示がない場合、三方罫は巻きません。

    は:えっ…何を言ってるのか全然わからないわ…

    どうしてもそのワードを使いたいのであれば、言葉の説明を行ってもいいですが、

    説明を読み、理解するという負担をかけることになります。

    そもそも読み手は、そんな面倒なことをしてまで読もうとしてくれないかもしれません。

    別の表現で言い換え可能なのであれば、

    こだわりは捨てて誰にでもわかるワードにしましょう。

    ま:広告業界やコピーライティングの業界では、

    小学生にもわかるような内容で表現するのがベストと言われていますよ。

    読んでもらえる文章を書くためには、こちらが書きたいことを書くのではなく、

    読み手のことを考えた文章を書くのが鉄則です。

    文章力や語彙力を披露する場ではなく、

    読み手のニーズを満たす場であることを意識しましょう。

    適切なタイミングで段落を変える

    段落とは、文章をまとまりごとに区切ったものです。

    ま:基本的に、一つの段落にひとつの話題を盛り込むようにしましょう。

    段落が変われば話題も変わったことが伝わり、読みやすい文章になります。

    文章を書き始める前に、話の構成や内容をまとめておくのがおすすめです。

    また、文章を掲載する媒体によって見え方は大きく変わります。

    ま:本や雑誌などの紙媒体でも見え方は変わりますし、Webサイトではさらに大きく変わります。

    必ず掲載する媒体での見え方を確認して、最終調整を行うようにしましょう。

    誤字脱字に注意する

    基本的なことですが、打ち間違いや認識の間違いによる誤字・脱字は無いようにしましょう。

    誤字・脱字部分が気になって内容が頭に入らないだけでなく、

    ミスが続くと記事の内容に対する信頼感や説得力も失われかねません。

    ミスを防ぐためには、記事を書き終わってから、少し時間を置いてから校正するのがおすすめです。

    ま:自分自身で書いた文章は、無意識で内容を飛ばして読んでしまうことが多いからですね。

    おすすめは一晩寝かすことです。

    誤字・脱字のチェックを行うにあたって、下記の方法を実践すると良いでしょう。

    1. 紙に印刷して読む
    2. 音読してみる
    3. 第三者にチェックしてもらう
    4. 校正ツールを使用する

    順に解説します。

    ①   紙に印刷して読む

    紙に印刷することで、一文字ずつペンなどでチェックを入れながら確認を行うことができます。

    ペンと紙という原始的なアイテムでチェックを行うので、頭も冴えて誤字・脱字を見つけやすくなると言われています。

    ま:モニターとは違う環境で文章を見られるので、違和感に気づきやすいですよ!

    ②   音読してみる

    こちらも原始的な方法ですが、音読してみるのも効果的です。

    声に出して読むので間違いに気づきやすく、脱字の発見に効果的です。

    ま:必ず一度は声に出して読んでみましょう。

    ③   第三者にチェックしてもらう

    第三者に校正してもらう方がフラットな目線で見てもらえるので、圧倒的にミスを発見してもらえます。

    協力してくれる第三者が身近にいる方は、できる範囲でお願いしてみると良いでしょう。

    ま:僕も時間があるときは妻に確認してもらっていますよ。

    ④   校正ツールを使用する

    セルフチェック、第三者チェックを行ったとしても、見落としてしまうことがあります。

    ま:校正ツールを併用すれば、ミスをより減らせますよ。

    無料で活用できるうえ、単純な誤字脱字だけでなく言い回しや表現の間違いも見つけてくれるものもあります。

    1.  Enno
    2.  PRUV
    3. 日本語校正サポート

    ①   Enno

    日本語文章のタイポ・変換ミス・誤字・脱字・エラーをチェック・校正

    今無料でもっとも手軽に使えるのが、こちらのツールでしょう。

    シンプル・簡単なシステムになっていて、

    校正して欲しい文章を入力し、ポチッとボタンを押すだけで校正が完了します。

    単純な誤字・脱字だけでなく

    • 助詞が連続で使われている
    • 逆説がひとつの文章に2回以上でてきていて読みづらい
    • 口語表現でカジュアルになりすぎている

    などの指摘もしてくれます。

    PRUV(プルーフ)

    こちらも使い方は簡単です。テキストボックスに単語・文・文章(「テキスト」と総称)を入力して[チェック開始]ボタンをクリックするだけ。

    文法や固有名詞、送り仮名の誤り、typo(誤入力)、表記ゆれ、出版業界で使われているルールなど、さまざまな校正をサポートしてくれます。

    さらに、年月日と曜日を対応させてくれたり、都道府県と市町村の間違いの修正も行ってくれるなど多機能です。

    こちらは300文字までならユーザー登録不要。

    ユーザー登録をすると、20,000字までチェック可能になり、校正時の独自ルールを設定できるユーザー辞書などの機能も使えるようになります。

    日本語校正サポート

    Yahoo!APIを使用した無料校正ツールで、

    文字を入力してチェックボタンを押すというシンプルな仕様です。

    レベルに合わせた設定を行うこともできます。

    • 誤字・誤変換や禁忌・不快語などの基本レベル
    • 当て字・略語などの難読レベル
    • 冗長表現・助詞不足などの品質レベル

    全角・半角における文字数のカウント方法の設定も変更可能で、句読点や記号・改行・空白・タブなどの文字をカウントから除く設定も行えます。

    このように無料で使えるツールも多いため、一度試してみて価値を感じたら有料版に移行しても良いかもしれませんね。

    ただし、上記のようなツールを使っても、 校正ツールごとに精度も異なり、文脈によって正誤が変わるような間違いは検知できません。

    ま:あくまで校正ツールは補助で使い、最後には自分の目でみて確認するようにしましょう。

    表記ゆれに注意する

    表記ゆれとは、一つの物事を複数の書き方で表していることをいいます。

    表記揺れ/表記ゆれ

    ケータイ/携帯

    面白い/おもしろい

    渡辺/渡部/渡邉

    歯科医院/デンタルクリニック/Dental Clinic

    1丁目2番3号/1-2-3

    ホームページ/HP

    取り消し/キャンセル

    ま:統一されていなくても意味は伝わりますが、整理されていない印象を受けがちです。

    読みづらいうえに雑な印象を与えるため、記事の信頼性を損ねる可能性があります。

    文章が完成したら全体のチェックを行い、表記ゆれが無いか確認しましょう。

    明らかな誤字・脱字に対して、表記ゆれは言葉の間違いではないので

    気づきにくい傾向にあります。

    ま:セルフチェックに加えて、先ほど紹介した校正ツールの使用もおすすめです。

    PRUV(プルーフ)

    他のツールでは検知できない表記ゆれも、PRUVなら見つけてくれるので、表記ゆれに悩んでいる人は一度試してみるといいでしょう。

    漢字とひらがなの割合は3:7

    ま:文章中の漢字とひらがなの割合は、3:7にしましょう。

    漢字が多いと複雑で仰々しい印象になり、読み手に負担を与えてしまいます。

    子供の頃から絵を描く事が苦手で、未だに自分の下手な絵を見ると気分が下がります。

    は:なんだか大袈裟で堅苦しい雰囲気ね

    ま:漢字を減らしてみましょう

    子どもの頃から絵を描くことが苦手で、今でも自分の絵を見るとテンションが下がります。

    は:親しみやすい感じになったわ

    • 「子供」→「子ども」
    • 「事」→「こと」
    • 「気分」→「テンション」

    また、「未だに」という表現は固さや仰々しさを感じるので、「今でも」に変更。

    なくても意味の伝わる、「下手な」という部分も割愛しました。

    できるだけ文章量や漢字の量を少なくして、読み手に負担を与えることなく構成するのはライティングの基本です。

    ま:小さな気遣いの積み重ねで読みやすい文章は作られます。

    こちらのツールを使用すると、無料で簡単に漢字の使用率を確認でき、言い換えの提案もしてくれるのでおすすめです。

    ひらく漢字(常用漢字)+テキスト内漢字率チェッカー

    不要な語句を削る

    長すぎる文章は意味が伝わりづらく、読み手を疲れさせます。

    今月は子どもたち一人ひとりが発表会というイベントに向けて、

    少しずつですが出し物の練習をすることに取り組んできました。

    子どもたちが発表会を心から楽しむことができるよう、事前準備をしっかりとやり、本番に臨むことを目標に頑張ります。

    は:うーん…。長すぎて何を言ってるのかわからない…

    ま:不要な語句は削るようにしましょう。

    今月は発表会に向けて少しずつ出し物の練習をしました。

    子どもたちが発表会を楽しめるように、事前準備して本番に臨みます。

    不要な語句を削るポイントは次の3つです。

    1. 主語を削る
    2. 接続詞を削る
    3. 副詞を削る

    ①   主語を削る

    散歩が好きなので天気の良い日はよく歩きます。頭を空っぽにする大切な時間です。

    ま:主語はありませんが、言いたいこと伝わってテンポよく読めますね。

    ②   接続詞を削る

    順接の接続詞(だから、なので、そこで、そうすると、よって・・・)は積極的に削るようにしてください。

    私の息子と娘はよく喧嘩をします。なので昨日もおもちゃの取り合いをしていました。しかしお菓子があると話は別です。2人で分け合いながら食べていてとても驚きます。

    順接の接続詞を無くしてみます。

    息子と娘はよく喧嘩をしています。昨日もおもちゃの取り合いをしていました。

    しかし、お菓子があると話は別です。2人で分け合いながら食べていてとても驚きます。

    文章が短くなってスッキリしました。

    逆説の接続詞(しかし、でも、ところが、それなのに、とはいえ・・・)を削ると、文章の流れが唐突になってしまいがちです。

    ま:逆説の接続詞を削るときは、文章の流れを損なわないか注意しましょう。

    ③   副詞を削る

    副詞とは、次にくる言葉の状態や程度などを表す言葉です。

    • ゆっくり
    • とても
    • ずいぶん
    • はっきり
    • かなり……

    副詞を使うことで表現が具体的になるため、イメージや意図を効果的に伝えることができます。

    しかし、副詞が多い文章だと重要なことが分かりづらくなり、読みにくい文章になってしまいがちです。

    彼はとても向上心が強く、いつも勉強をしている。たまには休んでほしいと思うが、もっと勉強したいようだ。

    自分が伝えたいことを効果的に伝えるためにも、上記くらいの文章であれば、副詞は1つ程度に抑えた方が良いでしょう。

    彼は向上心が強く、勉強をしている。休んでほしいと思うが、もっと勉強がしたいようだ。

    彼がもっと勉強したいと思っていることが、印象に残りやすい文章になりました。

    ま:テンポも良くなり、シンプルで読みやすいです。

    自分が一番伝えたいことを整理し、不要な語句は削るようにしましょう。

    文体を統一する

    文体を統一するとは「です、ます」調と「である、〜だ」調を統一することです。

    文章を書くときは、文体は1つに統一することが基本です。

    「です、ます」調と、「である、〜だ」調が混在すると、違和感が生まれてしまいます。

    明日は晴れです。気温は10度だ。肌寒いでしょう。コートが必要。

    「です、ます」調は敬体と言われ、丁寧に話しかけるような柔らかい印象を与えるため、手紙やメール、説明文などに適しています。

    「である、〜だ」調は常体と言われ、固く力強い印象を与えます。そのため説得力を持たせたい論文や新聞、ニュースなどに適しています。

    誰に何をどのように伝えたいのか、伝える相手や媒体によって適切なほうを選択できるようにしましょう。

    一晩寝かせてから推敲する

    推敲とは、一度書き終わった文章を読み直し、より良い表現や文章になるよう修正し完成度を上げる作業のことを指します。

    校正や校閲と混同されがちですが、文章そのものが間違っているか確認する校正や、表現や単語、言い回しに不適切な表現がないかを確認する校閲とは違い、文章のクオリティを上げる作業となります。

    書き上がってすぐは、文章が頭に残っているので改善点を見つけにくいです。

    時間をあけて読み直すことで、修正点や間違いに気付きやすくなります。

    ま:推敲するときは次のポイントに注意しましょう。

    ①   初校では書きたいことを書きたい文量で書いてOK、後で冷静に見直す

    情熱で書いて冷静で見直す。

    ライティングにおいては、文量は考えずに書きたいことを書き上げてしまう方が効率は良いです。

    推敲する段階で不要な文章を削っていき、シンプルで読みやすい文章を作り上げるようにしましょう。

    ②   人に読んでもらう

    第三者に協力をお願いできるのであれば、頼るのも良いでしょう。

    自分で書いた文章は先入観のせいで、分かりづらい表現や言い回しに気付きづらいものです。

    「間違いや分かりにくいところを探してほしい」とお願いすれば、より抜け漏れなく修正点を発見することができるでしょう。

    ③   読み上げ機能を使う

    文章を音声で聞くことで、読み飛ばしや思い込みを防ぎやすくなります。

    ま:読んでいてリズムが悪い、違和感があるなども気づきやすくなりますよ。

    目と頭の中だけでなく耳も使って、推敲の精度をあげましょう。

    ④   紙に印刷する 

    一度紙に印刷する方法もおすすめです。

    パソコン上ではおかしくないように見えた文章も、紙に印刷すると違和感を感じることがよくあります。

    修正点は紙にメモしPCで修正を反映。

    もう一度印刷し、確認する作業を重ねることで、最初とは比較にならないほど質の高い文章になりますよ。

    ブログで読みやすい文章の書き方

    ネットでの文章は紙で読む文章とは異なります。

    まさる

    次の4点に気をつけるといいでしょう。

    • 段落と空白行で視認性を高める
    • 装飾は使いすぎない
    • 見出しで文章構成を整理する
    • 目次だけで書いている内容が分かるようにする

    詳細は別記事で紹介する予定です。

    「上手い文章」を書くための3つのポイント

    は:読みやすい文章もいいけど、「上手い文章」ってのにも憧れるのよね。

    でも、私は文章が苦手だし、語彙力も無いのよね。

    ま:文才が無くても、文章が苦手でも大丈夫。ここからは簡単にできる「上手い文章を書くために大切な3つのポイント」を解説していきます。

    「上手い!」と思わせる文章を書くための3つのポイント
    • 文末表現を増やす
    • あえて口語を使う
    • ボキャブラリーを増やす

    文末表現を増やす

    同じような文末表現が続く文章は、稚拙な印象になりがちです。

    今日は雨です。明日は晴れます。気温は低いです。外出はしません。 

    は:なんだか小学生の文章みたいね

    ま:例え同じ表現ではなくても、ワンパターンな印象を与えてしまいます。

    今日は雨です。明日は晴れ。気温は上がりません。外出は控えましょう。

    ですます調の文体でも、さまざまな文末表現が使えます。

    ま:うまく使いこなして、一つ上のレベルの文章力を手に入れましょう!

    あえて口語を使う

    言葉には、口語(話し言葉)と文語(書き言葉)があります。

    口語は対人でのコミュニケーションに使用するもので、以下の特徴があります。

    • くだけた印象
    • 曖昧な感じ
    • 柔らかい雰囲気

    一方、文語は口語と比較すると、少々堅苦しくて丁寧だけど仰々しい雰囲気を持っているのが特徴です。

    平素より自治体の運営には格別なご協力を賜りありがとうございます。

    みなさまご存知のように次回定期集会にて、自治会役員の選出を行います。

    非常に重要な選挙となりますので、必ずご出席をお願いいたします。

    は:丁寧なのはわかるけど、すごくかしこまった感じがする

    ま:文語だけでは、淡白で体温の通っていない冷たい文章になりがちです。部分的にあえて口語を使うことで、読み手が飽きることなく読み進められて、理解もしやすくなります。

    しかし、口語表現は使いすぎると文章のバランスが崩れてしまったり、雑で馴れ馴れしい印象を与えてしまうこともあるため、注意が必要です。

    特にブログは論文や説明文、ビジネス文とも違い、読み物として楽しめるものです。

    口語表現を上手に使って、楽しく読み進めてもらえるでしょう。

    ま:ちなみに、ブログでは吹き出し機能も使えます。上手く使って文章にメリハリをつけられるといいですね。

    ボキャブラリーを増やす

    ボキャブラリーは語彙と訳され「ボキャブラリーが多い」「ボキャブラリーが豊富だ」などと使われるのが一般的です。

    ま:ボキャブラリーが多いと、状況や伝えたい内容に合わせて適切な言葉を選択することができます。

    彼女のシフォンケーキは美味しいです。

    彼女のシフォンケーキは、ふわっと軽くほんのり甘く、専門店で売っているような美味しさです。

    後者の方がより具体的にどんなシフォンケーキでどのくらい美味しいのか、イメージがつきやすくなりました。

    Web上の記事は対面の会話と違い、イントネーションや声の大きさ、話し方などで相手に与える印象を変えることはできません。

    ま:ボキャブラリーは、伝えたいことを正確に伝えられる武器となります。

    読みやすい文章を学ぶ3つの方法

    文章を書く方法を学んで来た、学んでいるという方は少ないでしょう。

    ま:僕が実際にやった「読みやすい文章を身につける手取り早い方法」をお伝えします。

    ①   本を読む

    文章力を鍛えるためには、読書がおすすめです。

    ま:やみくもに読み進めるのではなく、下記のポイントを押さえて読めば、さらに効率よく学べますよ。

    文章の構成を意識する

    読みやすい文章はいろいろな要素が組み合わさってできているものです。

    • 内容に一貫性があるか
    • 適切なワードを使い、伝えたいことがシンプルに伝えられているか

    特に文章の構成は読みやすいかどうかの印象を決める大きな要素です。

    意識して読み進めることで、読み手が飽きない理解しやすい構成力が身についてきます。

    ま:自分の記事に落とし込めるように、常に意識していきましょう。

    適切な本を選ぶ

    目的を明確にし、適切な本を選ぶようにしましょう。

    表現力を鍛えたり、ボキャブラリーを増やすことが目的なのであれば、小説などの文芸作品が適しています。

    専門知識や情報を得たいのであれば、対象ジャンルの専門誌が効率よく学べるでしょう。

    ま:文章の構成力や説得力を上げたいのであれば、ビジネス誌、経済誌、評論の分野などを読むのがおすすめです。

    目標を定めることで、途中で投げ出さずに効率的に学びやすくなりますよ。

    自分だったらどう書くか考えながら読む

    「文章力を鍛えてから書き始めよう」と、実践を先延ばしにしがちです。

    自分だったらどう書くのか考えながら読むのがおすすめです。

    • ここの表現は真似したい。
    • この構成の方が読みやすいと思う。
    • ここでは例を挙げた方がわかりやすい。

    ま:より実践に近い形で読書することで、学びのスピードを上げられますよ。

    ②   多くの文章に触れる

    たくさんの文章に触れることは、文章力をアップさせる基本中の基本です。

    さまざまなジャンルの、さまざまな文章を読んでみましょう。

    • Web記事
    • SNSの記事……

    ま:今は何でもインターネットで調べて読むことができる時代です。

    興味を持てるものであれば負担なく読み進めることができるでしょう。

    ③   ライティング講座を受ける

    「読書は苦手……」

    「一人では続かない……」

    「何から始めればいいかわからず、行動できない……

    ま:そういう方は、ライティングの講座を受講するのもおすすめです。

    最近は無料で受けられるライティング講座もたくさんあります。

    紙の文章とWeb上の文章は読者や見え方も違ってきます。

    SEO対策など、より専門的で最新の技術を手っ取り早く学ぶには、講座がおすすめです。

    さまざまな分野のオンライン講座を提供しているプラットフォームがたくさんあります。

    • ストアカ
    • Schoo
    • たのまな
    • Udemy

    ま;自分の目的や予算に合った講座を選べますよ。

    ブログだけでなくWebライターとしても活躍したい場合は、下記の講座の受講もおすすめです。

    あなたのライターキャリア講座

    記事作成の専門家プロ集団によるライター養成講座で、文章作成の技術だけでなく、記事の構成やメッセージの組み立てなどを0から学ぶことができます。

    また、LINEでの相談もOKなど他にはないサービスを提供しています。

    無料の資料請求や、LINEからの問い合わせにも対応していますので、

    気になる方は一度検討してみるのも良いでしょう。

    読みやすい文章を学ぶのにオススメの書籍3選

    読みやすい文章を学ぶのにおすすめの3冊を紹介します。

    • 「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
    • 文章力の基本
    • 記者ハンドブック

    「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

    読みやすく、わかりやすい文章を書きたいと思ったことはありませんか?

    本書は、文章術のベストセラー100冊の中から、読者からの評価が高く、実践しやすいコツを20個厳選してまとめたものです。

    文章の基本的なルールから、読みやすさを高めるテクニックまで、幅広い内容を網羅しています。

    僕が大事にしているポイントは次のとおりです。

    • 文章はシンプルに
    • 伝わる文章には「型」がある
    • 文章も「見た目」が大事
    • 文章は必ず「推敲」する
    • 「わかりやすい言葉」を選ぶ
    • 比喩・たとえ話を積極的に使う
    • 接続詞を「正しく」使う

    本書を読むことで、文章の基本的なルールを理解し、読みやすく、わかりやすい文章を書くためのスキルを身につけることができます。

    文章力を向上させたい方、読みやすい文章を書きたい方におすすめの1冊です。

    文章力の基本

    文章を書くときには、誰に何を伝えたいのか、目的を明確にすることが大切です。

    本書は、文章力を身につけるための基本的な考え方とテクニックを解説しています。

    僕が文章力の基本を読んでから、普段のライティングで意識しているのは次の3点です。

    • 短く簡潔に書く
    • 自然な表現で書く
    • スペースに気を配る

    文章作成時の参考書として、文章力不足を感じている方におすすめしたい一冊です。

    記者ハンドブック

    記者ハンドブック』は、新聞記者やライター、編集者、そして一般の文章を書くすべての人にとって、必携の参考書です。

    このハンドブックは、用字用語、漢字の正しい使い方、外来語の表記ルールなど、文章作成時に頻出する疑問に答えています。

    迷ったときにすぐに開けるハンディーサイズでありながら、文章のクオリティを高めるための実用的な情報が満載です。

    新聞用語のバイブルとしてだけでなく、日々のコミュニケーションやSNSでの投稿、ビジネス文書の作成に至るまで、幅広いシーンで活用できる一冊となっています。

    とりあえず手元に置いていても損しない本なので、文章で仕事をするつもりなら手に入れておいた方がいいでしょう。

    読みやすい文章についてよくある質問

    読みやすい文章とは?

    読みやすい文章とは次の条件を満たしているものです。

    • 主語・述語が明確
    • 論理的な流れがわかりやすい
    • 誤字脱字がない
    • 体裁が整っている
    • 簡潔で分かりやすい
    • 段落や見出しが適宜使われている
    • 文字や行間が読みやすい

    読みやすい文章を書くメリットは?

    読みやすい文章を書くメリットは、以下のとおりです。

    • 読者に内容が伝わりやすくなる
    • 読者の理解度や満足度が高まる
    • 文章の印象が良くなる
    • 仕事や勉強の効率がアップする

    読みやすい文章を書くにはどんなポイントがある?

    読みやすい文章を書くポイントはいくつかあります。

    • 簡潔に要点を伝える
    • 段落を短くし、見出しを活用する
    • 読者が知っている言葉や表現を使う
    • 文章の流れを自然にする
    • 目的に応じた構成を考える
    • 読み手の視点で文章を見直す
    • 冗長な表現を削除し、簡潔にする
    • 文章を大きなブロックに分けて、各ブロックに見出しをつける
    • 文章の流れが自然か確認し、必要に応じて構造を調整する
    • グラマーとスペルチェックのツールを活用する
    • シンプルでわかりやすい言葉を使うこと
    • 短く簡潔な文章にすること
    • 段落を小分けにして整理すること
    • 見出しや箇条書きを使って文章をわかりやすくすること
    • 本文中に図や表などを挿入すること
    • 1文あたりの文字数を60~80文字に抑える
    • 主語・述語を明確にする
    • 接続詞や指示代名詞を適切に使う
    • 難しい言葉や表現を避ける
    • 音読をして、読みやすさをチェックする
    • 簡潔性**: 不要な言葉は削除し、ポイントを簡潔に伝えます。
    • 明瞭性**: 難しい言葉よりも、わかりやすい言葉を選びます。
    • 構成**: 論点を明確にし、論理的な流れに沿って文章を構成します。
    • 改行と段落**: 視覚的に読みやすくするために、適度な改行と段落を使います。
    • 1文あたりの文字数を60~80文字に抑える
    • 主語・述語を明確にする
    • 接続詞や指示代名詞を適切に使う
    • 難しい言葉や表現を避ける
    • 音読をして、読みやすさをチェックする

    読みやすい文章を書くためには、どんな構成にしたらいいですか?

    おすすめはPREP法です。

    PREP法とは、プレゼンテーションや議論、文章作成時に役立つ構造化手法の一つで、主張を明確に伝え、聞き手に理解しやすい形で情報を提供するために用います。

    まさる

    PREPは以下の4つの要素から成り立っています。

    Point(ポイント)

    最初に伝えたい主張や結論を明確に述べます。これは聞き手が何について話しているのかをすぐに理解できるようにするためのものです。

    Reason(理由)

    次に、その主張を支持する理由や根拠を提供します。この部分では、なぜその主張が正しいのか、または重要なのかを説明します。

    Example(例)

    理由を補強するために、具体的な例やエビデンスを提供します。実際の事例、統計、研究結果などを用いて、主張の妥当性を示します。

    Point(再度ポイントを強調)

    最後に、初めに述べた主張を再度強調します。この段階で聞き手に、話の要点を思い出させ、印象を強く残します。

    まさる

    迷ったときはPREP法を使っておけば間違いありません。

    読みにくい文章の例は?

    読みにくい文章の例は、以下のとおりです。 * 1文が長すぎる * 主語・述語が明確でない * 接続詞や指示代名詞の使い方が不適切 * 難しい言葉や表現が多い * 体裁が整っていない

    読みやすい文章を書くための練習方法は?

    読みやすい文章を書くための練習方法は、以下のとおりです。

    • 新聞や雑誌の記事を読み、読みやすい文章の特徴を分析する
    • 自分の書いた文章を音読して、読みやすさをチェックする
    • 新聞や雑誌の記事を読み、読みやすい文章の特徴を分析する
    • 自分の書いた文章を音読して、読みやすさをチェックする

    読みやすい文章のために、避けるべきことは何ですか?

    読みやすい文章を目指す上で避けるべきことは、以下の通りです。

    長文の使用ー長すぎる文は読みにくくなるので、分割することを考えます。

    専門用語の乱用**: 専門用語は必要最低限に留め、できれば一般にわかりやすい言葉に置き換えます。

    情報の過剰**: 一度に伝える情報量が多すぎると読みにくいので、要点を絞ります。

    読みやすい文章を書くための注意点はありますか?

    読みやすい文章を書くための注意点としては、以下のようなものが挙げられます。

    自分の書きやすいように書かず、読者目線で書く

    表現に偏りがないように注意する

    表現が古臭くならないように注意する

    まとめ:読みやすい文章を学んで書けるようになろう

    読みやすい文章を書くためのこれらのコツやテクニックは、ブログ記事だけでなく、メールやレポート、SNSの投稿など、あらゆる文書作成に応用可能です。

    読み手が内容を理解しやすい文章を心がけることで、より効果的にコミュニケーションを図ることができます。

    まさる

    最初は難しいとは思いますが、この記事をブックマークして何度も読み返して身につけてくださいね。

    読みやすい文章を書くためには、算用数字と漢数字の使い分けも重要です。

    下記の記事で詳しく解説しています。

    読みやすい文章を書くためには記事構成が重要です。

    別の記事で人と差をつけられる文章構成の作り方を解説します。

    この記事が読みやすい文章を書きたいあなたの助けになれば幸いです。

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