【厳選】文章力アップに効果的な修辞法(レトリック)15種類の使い方と具体例を徹底解説

    「文章がもっと魅力的になれば…」

    「もっと説得力のある文章が書けたら…」

    文章を書くのに自信がない、もっと上手く書きたいとお悩みではありませんか?

    修辞法(レトリック)を使いこなせば、あなたの文章はグッと魅力的になります。

    修辞法(レトリック)とは、言葉を美しく効果的に表現する表現技法のことで、上手く使えれば、相手の心に響いて、説得力のある文章を書けるようになります。

    とはいえ、修辞法には比喩や倒置法、省略法など様々な種類があり、どれをどう使えばいいのか、多くの初心者は迷ってしまいます。

    この記事では、文章力アップに効果的な修辞法を厳選して15種類紹介します。

    この記事を読むメリットは次のとおりです。

    • 印象に残る文章が書けるようになる
    • 言葉選びの引き出しが増える
    • 文章にメリハリとリズムが生まれる
    • プレゼンテーション、広告、小説など、様々な場面で修辞法を活用できる
    • 文章力アップだけでなく、読者の心を掴む文章術が身につく
    • 情報が正確に伝わる文章が書けるようになる

    次に当てはまる人は、この記事がおすすめです。

    • 修辞法について基礎からしっかり学びたい人
    • 文章力を高めたい人
    • 仕事やプレゼンで相手にインパクトを与えたい人
    • ブログやSNSで読まれる文章を書きたい人
    • 読者の心を掴む文章術を学びたい人

    具体的な使い方を、例文と合わせてじっくり解説していきます

    文章を書くことに慣れていない人でも、すぐに実践できるようになりますよ。

    ぜひ最後まで読んでくださいね。

    修辞法で表現力を磨くことも重要ですが、そもそも読みやすくて分かりやすい文章を書けないと、読者には読んでもらえません。

    読みやすい文章の書き方については、下の記事で詳しく解説しています。

    読みやすい文章を書けるか自信がない人は、上記の記事を先にご覧になってみてください。

    この記事を書いているのは

    まさる

    • 専業主夫×Webライター×ブロガー
    • 専業主夫として2歳と3歳の息子を育てながら月10万円稼ぐ
    • 年間100記事以上執筆する
    • 3つのブログを運営中
    • 全日本SEO協会SEO検定1級保有

    @WebWriterMasaru

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    目次

    修辞法(レトリック)とは言葉を美しく効果的に表現する方法

    修辞法(レトリック)とは、言葉を上手く使って、伝えたい情報をわかりやすく伝えるための表現技法です。

    下記のように記載されています。

    修辞……言葉を美しく巧みに用いて効果的に表現すること。また、その技術。レトリック。

    引用〜goo国語辞典

    修辞法……修辞に関する法則や、修辞の方法。

    引用〜goo国語辞典

    修辞法は、古くはギリシャ・ローマ時代から研究されてきた技法で、以下のような効果があります。

    • 読み手や聞き手の心に響く、印象的な表現ができる
    • 難しい内容でも、わかりやすく説明できる
    • 文章にリズムや抑揚をつけて、読みやすくできる
    • 説得力のある主張ができる
    • 創造力豊かな表現で、言葉の可能性を広げられる

    修辞法は、文学作品や演説、広告など、あらゆる場面で活用されています。

    比喩や対句法、倒置法など多くの種類があり、効果を発揮するためには、それぞれの特徴を理解し、使い分けることが求められます。

    修辞法一覧表

    修辞法には非常に多くの種類があり、上手く使いこなすことで表現の幅を広げることができます。

    ここでは、日本の言語学者・英語学者で、大阪市立大学名誉教授言語学者である瀬戸賢一

    氏の著書である日本語のレトリック:文章表現の技法で紹介されている、30種類の修辞法を一覧表にまとめて紹介します。

    【意味のレトリック】

    修辞法の種類説明具体例
    隠喩(いんゆ)事物を別の事物に見立てて表現する彼女の澄んだ瞳は湖だ
    直喩(ちょくゆ)「~のよう」と明示して比喩する彼女の瞳は宝石のように美しい
    擬人法(ぎじんほう)モノを人に見立てて表現する風がさびしそうに泣いている
    共感覚法(きょうかんかくほう)感覚を交錯させて表現する甘い香りが優しく語りかける
    換喩(かんゆ)関連するものを言い換えて表現するペンは剣よりも強し
    提喩(ていゆ)部分で全体を表す一隻の舟が大海原へと漕ぎ出した
    誇張法(こちょうほう)大げさに表現して強調する100万年の思いを込めて
    緩叙法(かんじょほう)意図的にゆっくり説明する実は、その話には長い前置きが必要で…
    曲言法(きょくげんほう)ほのめかしながら真意を伝えるあなたの気持ちは、もう知っています
    同語反復法(どうごはんぷくほう)同じ言葉を繰り返して強調する愛、愛、愛しき人よ
    撞着法(どうちゃくほう)矛盾する言葉を並べて表現する美しき醜女よ
    婉曲法(えんきょくほう)遠回しに表現して婉曲に伝えるあなたのお気持ちはよくわかりました
    逆言法(ぎゃくげんほう)反対の意味で強調する彼は弱いが故に、強い
    修辞疑問法(しゅうじぎもんほう)問いかけの形で強調するあなたは本当にそれでいいのですか?
    含意法(がんいほう)言外の意味を匂わせる彼女は、何も言わなかった

    【形のレトリック】

    修辞法の種類説明具体例
    反復法(はんぷくほう)同じ語句を繰り返して強調するnever never never give up.
    挿入法(そうにゅうほう)語句を挟み込んで補足説明する僕は、実を言うと、彼女が好きなのだ
    省略法(しょうりゃくほう)言葉を省いて簡潔に表現する花の命、ただ二日
    黙説法(もくせつほう)言葉を省いて想像させるそれからは…ご想像にお任せします
    倒置法(とうちほう)語順を変えて強調する去りぬ、我が友よ
    対句法(ついくほう)句のリズムを整えて表現する花は桜木、人は武士
    声喩(せいゆ)音の響きで意味を表すざあざあ降る雨、しとしと降る雨

    【構成のレトリック】

    修辞法の種類説明具体例
    漸層法(ぜんそうほう)同種の表現を重ねて強調する地獄、地獄、また地獄
    逆説法(ぎゃくせつほう)一見矛盾する言葉を並べる弱き者よ、汝の名は強し
    諷喩(ふうゆ)風刺や皮肉を込めて表現するその提案は、まさに画竜点睛を欠くというやつだ
    反語法(はんごほう)反対のことを言って真意を伝えるお前が何を言おうと、私は気にしないよ
    引喩(いんゆ)古い言葉を引用して説明する「花は桜木、人は武士」といったように
    パロディー既存の表現をもじって使う「我思う、ゆえに我あり」ならぬ「我食う、ゆえに我太り」
    文体模写法(ぶんたいもしゃほう)有名な文体を真似て表現する川端康成風に書くと、こんな感じかな

    修辞法の数は非常に多く、今回紹介したもの以外にもたくさんあります。

    まさる

    とはいえ、基本的にはこの記事で紹介しているものを理解していれば問題ないので、一緒に勉強していきましょうね。

    修辞法を使うメリット5選

    ここでは、修辞法を使うメリットについて5つ解説します。

    印象に残りやすくなる

    修辞法を使うと、読み手の感情に訴えかけることができるため、文章が印象に残りやすくなります。

    例えば、比喩を使って抽象的な概念を具体的なイメージで説明すると、読み手の理解が深まります。

    具体例

    「彼女の笑顔は太陽のようだ」……彼女の明るく温かい人柄を表現している

    他にも、繰り返しの技法を使えば、重要なポイントを強調し、読み手の記憶に残りやすくなります。

    具体例

    「私は諦めない。決して諦めない。何があっても、絶対に諦めない。」

    情報が伝わりやすくなる

    修辞法を使うと、難しい内容でもわかりやすく説明できます。

    例えば、擬人法を使って抽象的な物事や無機物を人間に例えると、親しみやすくなって理解しやすくなります。

    具体例

    「インフレが社会を蝕んでいる」……インフレの脅威を生き生きと表現している

    また、例示や列挙を使うと、情報を整理してポイントを明確に伝えることができます。

    具体例

    「健康的な生活を送るためには、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠が必要不可欠です。」

    データを提示するときにも、比喩を使って身近なものに例えて説明すると理解が深まりやすいです。

    具体例

    「国民一人当たりのGDPは、その国の経済力を測る物差しのようなものだ。」

    文章のリズムが良くなる

    修辞法を使うと、文章にメリハリがつき、読みやすくなります。

    例えば、対句や同語反復などを使うと、文章にリズム感が生まれ、引き込まれるような印象を与えられます。

    具体例

    「善は急げ、悪は避けよ。(対句法)

    「私は走る。走る。走り続ける。」(同語反復)

    また、体言止めを使うと、インパクトを与えながらリズム感のある文章になります。

    具体例

    「夜空を見上げれば、無数の星。そして、静寂。」

    文章に引きつけられる

    修辞法を使うと、読み手の興味を引き付け、文章に集中させることができます。

    例えば倒置法で語順を入れ替えることで、読者の注意を引きつけることができます。

    具体例

    「暗闇の中から現れたのだ、一筋の希望が」

    他にも反語法で問いかけることで、読者の心を揺さぶることもできます。

    具体例

    「君は本当に、自分の夢を諦めるつもりかい?」

    修辞法を効果的に使うことで、文章に表現力を与え、読者を惹きつけることができます。

    説得力が上がる

    修辞法を使うと、自分の主張を効果的に伝え、説得力を高めることができます。

    例えば、比喩を使って具体例を示したり、文章構成を工夫したりすることで、論理的に主張を展開できます。

    具体例

    「人生は旅路のようなものだ。

    時には険しい山道にぶつかり、時には美しい花畑を通る。

    大切なのは、目的地に向かって一歩一歩前進し続けることだ」

    データを示す際も、例示や視覚的な比喩を使うと説得力が増します。

    具体例

    「この商品の売上は、まるで天に向かってそびえ立つ富士山のように急成長を遂げています。」

    反復法や同語反復を使って、聞き手の印象に残るキーワードを繰り返し強調するのも有効です。

    具体例

    「この問題を解決するには、行動あるのみだ。今すぐ行動を起こさなければならない。行動こそが、私たちに変化をもたらすのだ。」

    修辞法にはさまざまなメリットがあります。

    目的に応じて適切な技法を選んで使うことで、文章の表現力は格段に上がるので、ぜひ意識して使ってみてください。

    文章を書くときに基本となる4つの修辞法

    文章を書くなら、まず押さえておきたい4つの基本的な修辞法から紹介します。

    比喩(ひゆ)

    比喩とは、あるものを別のものに例えて表現する方法です。

    比喩の特徴は次のとおりです。

    • 伝えたいものを別のものに例える
    • 類似点や共通点を見出して関連付ける
    • イメージや印象を膨らませる
    • 抽象的なものを具体的に表現できる
    • 言葉に彩りを添えて表現を豊かにする

    代表的な比喩表現には、以下のようなものがあります。

    • 擬人法:自然物や抽象概念を人に見立てて表現する
    • 直喩:「〜のよう」「〜みたい」などを使って直接的に似ているものと比べる
    • 隠喩:共通点を暗示的に示し、イメージを喚起する

    比喩を使うメリットは次のとおりです。

    • イメージや印象を鮮明に伝えられる
    • 言葉に彩りを添えられる
    • 説得力を高められる
    • 記憶に残りやすくなる
    • 表現の引き出しが増える

    比喩を使うことで、抽象的な概念をわかりやすく説明したり、イメージを膨らませたりすることができます。

    ただし、次の4点に注意が必要です。

    • 使いすぎない
    • 不適切な比喩は避ける
    • 意味を明確にする
    • イメージしやすいものにする

    比喩についてもっと知りたい人は、下の記事で比喩表現を一覧表つきで詳しく解説しています。

    擬態法(オノマトペ)

    擬態法は音や様子などを言葉にして表現したもので、オノマトペとも呼ばれています。

    オノマトペは、主に次の3つに分けられます。

    • 擬音語……実際の音を言葉で表現したもの
    • 擬声語……人や動物の声を言葉で表現したもの
    • 擬態語……動作や状態、感情などを言葉で表現したもの

    オノマトペを使った具体例は次のとおりです。

    擬音語の具体例

    「ザーザー」と雨が降り、「ゴロゴロ」と雷鳴が轟いた。

    擬声語の具体例

    「ザーザー」と雨が降り、「ゴロゴロ」と雷鳴が轟いた。

    擬態語の具体例

    彼女はプレゼントを見て「キラキラ」と目を輝かせ、「ワクワク」しながら包みを開けた。

    オノマトペを使うメリットは次の8点です。

    • 感情や印象を直感的に表現できる
    • 表現の幅を広げられる
    • 文章の印象が柔らかくなる
    • 躍動感を与えられる
    • 伝えたいイメージがはっきりする
    • 訴求力を高められる
    • 言葉遊びの楽しさを味わえる
    • 意欲が高まる

    オノマトペを効果的に使えるシーンは次の5つです。

    • 文章が長すぎるとき
    • 文章の印象がかたいとき
    • 状況をより正確に伝えたいとき
    • 感情を表現したいとき
    • 文章の訴求力を高めたいとき

    擬態語を使うと、情景描写が鮮やかになり、読み手に状況を思い描きやすくなります。

    また、会話文で使うと親しみやすい印象を与えられます。

    ただし、オノマトペを使うときは次の3点に注意が必要です。

    • 使いすぎに注意
    • 意味を正しく理解する
    • TPOを考える

    もっと知りたい人は、下の記事でオノマトペ一覧を例文つきで分かりやすく解説しています。

    倒置法(とうちほう)

    倒置法は、通常の語順を変えて、文章の雰囲気を変える表現技法です。

    具体例

    「雨だ。しとしとと降る、冷たい雨。」

    「平和を、私は望んでいます。」

    「大丈夫だよ。信じている、私はあなたを。」

    倒置法を使うメリットは次の6つです。

    • 文章にメリハリやリズムを生み出す
    • 強調したい部分を印象付けられる
    • 読者の興味を引きつけられる
    • 語気を強められる
    • オリジナリティのある文章になる
    • 詩的な美しさや表現の深みを増す
    • 感情を表現しやすくなる

    倒置法が効果的なシーンは次の4つです。

    • スピーチ・プレゼンテーション
    • 小説
    • コラム
    • 短歌・俳句

    倒置法を使うと、リズム感のある文章になり、印象に残りやすくなります。

    詩的な表現にも適しています。

    会話文で使うと、語気が強くなるので、強調したいニュアンスを伝えるのに効果的です。

    ただし、次の6点に注意しましょう。

    • 自然な日本語になるように注意する
    • 多用しすぎない
    • 読点の位置に気をつける
    • 文章全体のバランスを考えて使う
    • 対象となる読者や文章の目的に合っているか確認しておく
    • 誤解を招くような使い方をしない

    倒置法については、下の記事でもっと詳しく解説しているので、気になる人はご覧ください。

    体言止め(たいげんどめ)

    体言止めは、文末を体言(名詞、代名詞など)で終わらせる表現方法です。

    具体例

    「彼の決意。それは揺るぎないものだった。」

    「成功者に学ぶ、朝の過ごし方」

    体言止めのメリットは次のとおりです。

    • リズム感のある文章になる
    • 文章にインパクトを与える
    • 余韻を与えて読者の想像力をかき立てる
    • 言葉の切れ味を鋭くする

    体言止めは、下記のような場面で使うのが効果的です。

    • 長い一文を分割したいとき
    • 文末表現を変えたいとき
    • 箇条書きを使うとき
    • 要点を強調したいとき
    • 文字数を減らしたいとき
    • 感情や心情を表現したいとき
    • ブログ記事のタイトルを作成するとき

    ただし、使うときは次のポイントに注意しましょう。

    • 多用しない
    • フォーマルな場面では使用を控える
    • ビジネス場面では状況に応じて使う
    • クライアントが禁止していないか確認する

    もっと知りたい人は、下の記事で体言止めについて詳しく解説しています。

    紹介した4つの基本の修辞法を使いこなせれば、文章表現の幅が広がります。

    まさる

    まずは取り入れやすいものから挑戦してみてください。

    内容を強調する修辞法6選

    ここからは、基本となる4つ以外の修辞法について、使うシーン毎に解説していきます。

    内容を強調する下記の修辞法について1つずつ詳しく解説していきますね。

    反語法(はんごほう)

    反語法は、選択や判断を強調して反対の回答をすることで強調する修辞法です。

    具体例

    「こんな簡単な問題が解けないなんて、君は本当に天才かい?」

    「私がこのプロジェクトを失敗させるとでも思っているのですか?」

    反語法を使うメリットは次のとおりです。

    • 主張や意見を強調できる
    • 聞き手や読み手の注意を引きつけられる
    • 相手の考えや行動を問いただすことができる
    • 説得力を高められる
    • ユーモアや皮肉を交えて表現できる

    皮肉を込めて、読み手に考えさせる効果もあります。

    ただし、使い方を間違えると誤解を招くこともあるので注意が必要です。

    • 相手を攻撃するような言い方は避ける
    • 皮肉や皮肉が過ぎると逆効果になる
    • 真意が伝わりにくい場合がある
    • 相手との関係性によっては不適切な場合がある

    反語法は、正しい使い方をすれば、コミュニケーションに深みを与え、説得力を高める効果的な修辞法です。

    状況に応じて使うようにしましょう。

    同語反復(どうごはんぷく)

    同語反復は、同じ言葉を繰り返すことで、その言葉を強調する表現方法です。

    具体例

    「勝利、勝利、またも勝利!」

    「彼女は歩く、歩く、ひたすら歩く。」

    「愛してる、愛してる、君のすべてを愛してる。」

    同語反復を使うメリットは次のとおりです。

    • 言葉の持つ意味を強調できる
    • 文章にリズム感が生まれ、読みやすくなる
    • 感情の高ぶりを表現できる
    • 読み手の記憶に残りやすい
    • 語気を強めることができる

    キーワードを繰り返し使うことで、読み手の記憶に残りやすくなります。

    ただし、下記の注意点に気をつけましょう。

    • 使い過ぎると文章が単調になる
    • 同じ言葉の繰り返しが冗長になることがある
    • 場面や文章の種類によっては不適切な場合がある
    • 繰り返す言葉の選び方で効果が変わる
    • 読点の打ち方で意味合いが変わることがある

    文章全体のバランスを考え、同語反復を効果的に取り入れることが大切です。

    適材適所を意識して使いこなせれば、文章の表現力を高め、読み手に強いインパクトを与えることができるでしょう。

    誇張法(こちょうほう)

    誇張法は、表現を大げさにすることで、内容を強調する方法です。

    具体例

    「世界で一番おいしいケーキ」

    「この商品は、驚きの効果で、あなたの人生を変えます!」

    「彼は、天才中の天才だ。」

    誇張法を使うメリットは次のとおりです。

    • 商品やサービスの魅力を効果的にアピールできる
    • 読み手や聞き手の注意を引きつけられる
    • 記憶に残りやすい印象的な表現ができる
    • 感情に訴えかけることができる
    • ユーモアを交えた表現ができる

    誇張表現を使うことで、印象に残りやすくなります。

    商品のキャッチコピーなどに最適です。

    ただし、次の注意点に気をつけましょう。

    • 誇張し過ぎると信憑性が損なわれる
    • 誤解を招く可能性がある
    • 法的・倫理的な問題が生じる恐れがある
    • 誇張表現に頼りすぎると、本質的な価値が伝わりにくくなる

    商品やサービスの特徴を誇張して表現することで、相手の心を掴み、購買行動を促すことができます。

    一方で、誠実さを失わないよう、誇張の程度にも気をつける必要があります。

    バランス感覚を持って、誇張法を活用するようにしましょう。

    反復法(はんぷくほう)

    反復法は、似た言葉や表現を繰り返すことで、内容を印象付ける方法です。

    具体例

    「私は諦めない。何度失敗しても、何度倒れても、絶対に諦めない。」

    「この問題は、みんなで考え、みんなで話し合い、みんなで解決していこう。」

    「彼女の笑顔は、周りを明るくする。彼女の優しさは、周りを温かくする。」

    反復法を使うメリットは次のとおりです。

    • 言葉の持つメッセージを強調できる
    • 相手の記憶に残りやすくなる
    • 文章にリズム感が生まれ、引き込まれやすくなる
    • 感情を揺さぶる表現ができる
    • 説得力が増す
    • キャッチコピーやスローガンに効果的

    リズム感のある文章になるので、読み手の心に響きやすくなります。

    偉人の残した名言には反復法が使われていることが多いです。

    ただし、次の4点に気をつけてください

    • 使いすぎると、くどくなる
    • 文章の流れが悪くなるときがある
    • 言葉を工夫しないと効果が薄れる
    • 全体のバランスを見て使う必要がある

    反復法は、適材適所で用いることが肝要です。

    強調したい言葉や表現を選び、読み手の心に訴えかける反復表現を心がけましょう。

    文章全体のバランスを大切にしながら活用できれば、より説得力のある文章にできますよ。

    漸層法(ぜんそうほう)

    漸層法は、順番に重要性を増していくように言葉を重ねていく修辞法です。

    具体例

    「彼は、勇敢で、果敢で、無鉄砲なほどに勇ましい。」

    「この問題は、複雑で、難解で、解決が非常に困難だ。」

    漸層法を使うメリットは次のとおりです。

    • 感情の高まりを表現できる
    • 言葉の持つニュアンスを徐々に強めていける
    • 印象に残りやすい
    • 文章にリズム感を与えられる
    • 説得力を高めることができる

    言葉を重ねるごとに印象が強くなっていくので、文書にメリハリをつけたいときに効果的です。

    ただし、次のポイントに注意して使いましょう。

    • 類似した言葉の選び方で効果が変わる
    • 似すぎた言葉の羅列は冗長になる恐れがある
    • 言葉の並べ方によっては不自然になることがある
    • 使い過ぎると、かえって印象が薄れる可能性がある
    • 文脈に合った言葉選びが大切

    漸層法を活用するカギは、言葉の選択と配置です。

    効果的な言葉を選択できれば、メッセージを力強く伝えることができるでしょう。

    ただし、使い過ぎには注意が必要で、自然な流れで漸層法を取り入れることが求められます。

    少し難易度は高めですが、状況に合わせて巧みに用いれば、文章の説得力と印象度を高められますよ。

    対句法(ついくほう)

    対句法は、対になる言葉を並べることで、内容を印象付ける方法です。

    具体例

    「善は急げ、悪は避けよ。」

    「明るいところに光あり、闇にこそ輝きあり。」

    「失敗は成功のもと、挫折は飛躍の原動力。」

    対句法を使うメリットは次のとおりです。

    • 言葉のリズムが生まれ、文章に引き込まれやすくなる
    • 対比によって、内容がはっきりと伝わる
    • 読み手の記憶に残りやすい
    • 論理的で説得力のある文章になる
    • 格言やスローガンに適している

    相反する言葉を使うことで、文章に安定感が生まれ、対比させているので、内容が印象に残りやすくなります。

    ただし、次の注意点に気をつけて使いましょう。

    • 無理に対句にすると不自然な文章になる
    • 対句になっていても、内容が伴っていないと効果が薄れる
    • 対句の前後で意味のバランスが取れていないと違和感がある
    • 使い過ぎると、文章が単調になる恐れがある
    • 文脈に合った対句でないと、かえって伝えたいことがぼやける

    対句法を使う際は、言葉の選び方とバランスが重要です。

    無理のない自然な対句を心がけ、内容とマッチした表現を探りましょう。

    また、対句の連続使用は避け、適度に取り入れることが賢明です。

    用法を守り、巧みに対句法を活用することで、印象的で説得力のある文章を紡ぐことができるでしょう。

    以上のように、内容を強調する修辞法にはさまざまな種類があります。

    表現の幅を広げるために、ぜひ覚えておきましょう。

    文章に変化をつける2つの修辞法

    文章に変化をつけて、単調さを避けたいときに使える修辞法として次の2つを紹介します。

    省略法(しょうりゃくほう)

    省略法は、あえて省略することで文章に変化をつける修辞法です。

    具体例

    「降ってきたね……」(雨が降ってきたときに)

    「それってもしかして……」(もしかして〇〇があったの?)

    省略法を使うメリットは次のとおりです。

    • 簡潔で印象的な文章になる
    • 読み手の想像力を喚起できる
    • 文章にメリハリがつき、ポイントが際立つ
    • 会話文で臨場感を出せる

    省略することで文章がすっきりとし、テンポが良くなります。

    会話文で使うと臨場感が出ますよ

    省略法を使うときの注意点は次のとおりです。

    • 必要な情報まで省略しない
    • 曖昧な表現にならないよう注意する
    • 正しく理解してもらえるか確認する
    • 場面や文脈に合った省略をする
    • 形式張った文書では避ける

    省略法は、文章に変化と印象深さをもたらします。

    ポイントを絞り、読み手の理解を損なわない範囲で省略することを心がけましょう。

    緩叙法(かんじょほう)

    緩叙法は、あえて否定の表現を使うことで、肯定の意味合いを主張する表現方法です。

    日本人特有の表現ともいえますね。

    具体例

    「このお茶は悪くない」(このお茶は美味しい)

    「正直なところ、彼のことは好きではない」(彼は嫌い)

    「そんなに彼女は強くない」(彼女は弱い)

    緩叙法を使うメリットは次のとおりです。

    • 断定的な表現を避けることができる
    • 柔らかい印象を与えられる
    • 皮肉や遠回しな表現ができる
    • 言葉の響きに変化がつく
    • 相手の感情を害することなく、意見を伝えられる

    注意点は次のとおりです。

    • 意図が伝わりにくくなる
    • ネガティブな印象を与える
    • 誤解を招く

    会話文でよく使われるので、意識して使えるようにしたいですね。

    文章に変化をつけたいときは「省略法」と「緩叙法」を使ってみてください。

    読者の理解を助ける3つの修辞法

    ここでは、読者の理解を助けることができる3つの修辞法を紹介します。

    列挙法(れっきょほう)

    列挙法は、複数の事柄を順番に並べて説明する修辞法です。

    具体例

    「今日の予定は、会議に出席し、資料を作成し、クライアントに連絡を取ることです。」

    「私の趣味は、読書、旅行、料理、そして映画鑑賞です。」

    「このプロジェクトを成功させるには、計画を立て、リソースを確保し、チームを編成し、進捗を管理する必要があります。」

    列挙法を使うメリットは次のとおりです。

    • 情報を整理して伝えられる
    • 要点を明確に示せる
    • 複数の事柄を同等に扱える
    • リズミカルで読みやすい文章になる
    • 読者の理解を助ける

    列挙法を使うと、情報を整理して提示できるので、読者が内容を把握しやすくなります。

    下記のように箇条書きにしてみるのも効果的です。

    具体例

    プレゼンテーションを成功させるコツ

    • 目的を明確にする
    • 聴衆を分析する
    • わかりやすい資料を作成する
    • 練習を重ねる
    • 自信を持って臨む

    上記のように箇条書きで使えば、視覚的にも情報が整理され、読者に伝わりやすくなります。

    列挙法を使うときの注意点は次のとおりです。

    • 列挙する事柄は同じカテゴリーのものにする
    • 列挙する順番に気をつける
    • 長すぎる列挙は避ける
    • 文脈に合った列挙をする

    列挙法を使うことで、情報を整理し、読者に分かりやすく伝えることができます。

    ただし、列挙する事柄の選択と順番、文脈との関連性には注意が必要です。

    情報が整理できるので、説得力のある文章を書くのに役立ちますよ。

    挿入法(そうにゅうほう)

    挿入法は、文章の途中に補足説明を挟み込むことで、読者の理解を助ける方法です。

    具体例

    「彼女は、その問題について詳しく説明した(彼女はこの分野の専門家である)。」

    「私は、昨日(土曜日)、友人と映画を見に行った。」

    「この製品は、高品質(業界トップクラス)で、多くの顧客から支持されている。」

    挿入法を使うメリットは次のとおりです。

    • 本文の流れを大きく止めずに補足情報を加えられる
    • 読者の理解を深められる
    • 文章に奥行きが出る
    • 追加の情報を自然に提供できる
    • 文章のリズムに変化を付けられる

    いろんな場面で幅広く使える便利な修辞法です。

    ただし、挿入法を使うときは次のポイントに注意しましょう。

    • 挿入する情報は必要最小限にする
    • 挿入し過ぎると文章が読みにくくなる
    • 括弧の使い方に注意する(かっこの種類、位置など)

    挿入法を使うと、本文の流れを止めずに補足情報を加えられます。

    例えば、「この研究(2020年に発表された)は、画期的な結果をもたらした。」と書くことで、研究の発表年を自然に補足することができます。

    ただし、挿入しすぎると文章が冗長になって、見た目も悪くなるので、必要最小限に留めるようにしましょう。

    悪い例

    「彼は、昨日(金曜日)、仕事が早く終わったので、夕方から(6時ごろ)、近所の公園で(約1時間)、ジョギングをした(5kmほど)」

    挿入法は、補足情報を自然に加えるのに効果的な方法です。

    上手に使えれば、情報量が多くても、読者に優しい文章が書けますよ。

    反照法(はんしょうほう)

    反照法は、文章の最初と最後に同じ言葉や類似した表現を使うことで、読者に印象を与える修辞法です。

    具体例

    「読書は心の栄養である。知識を得て、想像力を豊かにし、思考を深めてくれる。ページをめくるたびに、新たな発見と感動がある。読書は、まさに心の栄養なのだ。」

    「成功とは、諦めないことだ。困難に直面しても、決して諦めない。努力を重ね、挑戦を続ける。それが成功への道であり、諦めないことこそが成功なのである。」

    ちなみに、PREP法(Point,Reason,Example,Point)は反照法を活用しています。

    PREP法とは

    主張(Point)……自分の意見や主張を明確に述べる

    理由(Reason)……主張の根拠や理由を説明する

    具体例(Example)……具体的な事例やデータを示して主張を裏付ける

    主張(Point)……最初の主張を繰り返し、読者の印象に残す

    PREP法の具体例

    朝食を毎日食べることが大切だ。(主張)

    朝食を摂ると、集中力が高まり、一日を活動的に過ごせるからだ。(理由)

    朝食を食べる習慣がある人は、病気のリスクが低いという研究結果もある。(具体例)

    健康のためにも、朝食を毎日食べよう。(主張)

    反照法を使うメリットは次のとおりです。

    • 文章の主題を印象付けられる
    • 読者の記憶に残りやすくなる
    • 文章に一体感が生まれる
    • 説得力が増す
    • リズムが生まれ、読みやすくなる

    注意点は次のとおりです。

    • 繰り返す言葉や表現が単調にならないよう工夫する
    • 文章全体のバランスを考えて使う
    • 使い過ぎると、かえって印象が薄れることがある
    • 内容に合った言葉選びが重要
    • 文脈に合った使い方をする

    列挙法、挿入法、反照法の3つの修辞法は、読者の理解を助けるのに役立ちます。

    情報を整理し、補足説明を加え、主題を印象付けることで、読者に伝わりやすい文章を書くことができるでしょう。

    【3シチュエーション】修辞法を使った具体例

    修辞法は、様々なシーンで活用されています。

    ここでは、次の3つのシチュエーションをもとに具体的な使用例を見ていきましょう。

    プレゼンテーションやスピーチ

    プレゼンテーションやスピーチでは、聴衆の興味を引き付け、説得力を高めるために修辞法が使われます。

    例えば、反語法を使って問いかければ、聴衆の同意を得やすくなります。

    具体例

    「こんな素晴らしい機会を逃す手はないですよね?」

    また、比喩を使って難しい概念を分かりやすく説明したり、対句法を使ってキーワードを印象付けたりすることで、スピーチの内容が記憶に残りやすくなります。

    具体例

    「この新しいソフトウェアは、まるで高性能なレーシングカーのようにスムーズに動作します。」(比喩)

    「成功するためには、努力が必要です。努力なくして、成功なし。」(対句法)

    さらに、プレゼンテーションやスピーチでは、以下のような修辞法も効果的です。

    • 「このプロジェクトの目的は3つあります。第1に効率化、第2にコスト削減、第3に顧客満足度の向上です」(列挙法)
    • 「大切なのは、チームワークです。一人一人の力ではなく、チームの力こそが成功の鍵を握っているのです」(倒置法)
    • 「イノベーションこそが、我が社の強みです。イノベーションを生み出し、イノベーションで市場を開拓します」(反復法)

    プレゼンテーションやスピーチでは、聴衆の理解と記憶を助け、説得力を高めるために、適切な修辞法を選んで使うことが大切です。

    反応を見ながら、柔軟に修辞法を取り入れていきましょう。

    広告やキャッチコピー

    広告やキャッチコピーでは、消費者の心に響く表現を作るために、修辞法がふんだんに使われています。

    例えば、オノマトペを使った表現で、商品の新鮮さを訴求できます。

    具体例

    「シャキッとしたレタス」

    「プリプリのえび」

    誇張法で商品の優位性を印象付けることもできます。

    具体例

    「世界一のコーヒー」

    「究極のアイスクリーム」

    「この靴を履けば、世界が足元に」

    また、広告やキャッチコピーでは、以下のような修辞法も効果的です。

    • 「小さなボディに、大きなパワー」(対句法)
    • 「伝統の味、革新の技術」(対句法)
    • 「シルクのようになめらかな肌触り」(比喩)
    • 「まるで雲の上で眠っているような柔らかさ」(比喩)
    • 「このワインは、あなたを魅了します」(擬人法)
    • 「このペンは、あなたの思考を刺激します」(擬人法)

    キャッチコピーを作るときは、以下の点に注意しましょう。

    • 短くインパクトのある言葉を選ぶ
    • 商品の特徴やベネフィットを明確に伝える
    • ターゲットとなる消費者の感情に訴える
    • ブランドイメージと一貫性のある表現にする
    • オリジナリティのある言葉遣いを心がける

    広告やキャッチコピーで修辞法を活用すれば、消費者の心に残る表現を作り出すことができます。

    洗練された言葉選びと、巧みな修辞法の使い方で、心に響く広告やキャッチコピーを生み出していきましょう。

    創作文や小説

    創作文や小説では、情景描写や心情表現を豊かにするために、様々な修辞法が活用されています。

    例えば、擬人法を使えば、自然の営みを生き生きと表現できます。

    具体例

    「木々のざわめき」

    比喩で、登場人物の心の機微を描くこともできます。

    具体例

    「彼女の心は、まるで氷のように冷たく凍りついていた。」

    また、反復法を使って、時間の経過を感じさせるのも効果的です。

    具体例

    「長い長い夜」

    「彼は待った。待った。待ち続けた。」

    体言止めで詩的な余韻を残したりするのもいいでしょう。

    具体例

    「夕日の沈むその先に、彼の夢。」

    さらに、創作文や小説では、以下のような修辞法も活用できます。

    • 倒置法……「静かだ、森は」
    • 直喩……「君の瞳は、まるで宝石のように輝いている」

    加えて、創作文や小説を書く際は、以下の点に注意しましょう。

    • 場面や登場人物に合った修辞法を選ぶ
    • 過剰な修辞法の使用は避ける
    • 文脈に合った自然な表現を心がける
    • 読者の想像力を刺激する表現を目指す
    • 独自の表現スタイルを確立する

    創作文や小説において、修辞法は作品に深みと広がりを与える重要な要素です。

    読者の感性に訴えかけながら、印象的な場面や心情を描くために、修辞法を活用してみましょう。

    修辞法を使う注意点6選

    修辞法を使うことで、文章表現の幅が広がりますが、使うときには注意が必要です。

    ここでは、修辞法を使う上での注意点を確認していきます。

    使いすぎない

    修辞法は、あくまでも言葉に彩りを添えるためのものです。

    使いすぎると、不自然な文章になってしまいます。

    具体例

    「彼女の瞳は、まるで星のように(直喩)キラキラと輝いていて、まさに宇宙の神秘(体言止め)。深淵なる魂の奥底から放たれる光(誇張法)のように、人々を魅了し続けるのであった」

    修辞法を多用しすぎると、内容よりも表現に気を取られてしまい、メッセージが伝わらなくなります。

    ※上記の例文なら「彼女の瞳が美しくて人々を魅了している」ことを伝えたいだけ。

    修辞法は文章全体の調味料くらいに思って、さじ加減を考えて使いましょう。

    文脈にあった修辞法を選ぶ

    文章の内容や目的に合わない修辞法を使うと、読み手に違和感を与えてしまいます。

    例えば、真面目な内容の文章に、オノマトペや誇張法を多用するのは適切ではありません。

    具体例

    「今回の事故により、多くの犠牲者が出ました。ドカーン!という爆発音が聞こえ、キラキラと炎が夜空を焦がしました。この世の終わりのような、まさに修羅場といった状況でした。」

    上記のように、深刻な事故のニュースでオノマトペや大げさな表現を使うと、状況が伝わらないばかりか、不謹慎な印象も与えかねません。

    文脈をよく考えて、最適な修辞法を選ぶことが重要です。

    読む人のレベルに合わせる

    読者のレベルに合わせて修辞法を使うことが大切です。

    例えば、子ども向けの文章に難解な比喩表現を使ったり、専門的な内容の文章に擬人法を多用したりするのは避けた方が無難です。

    レベルに合わせていない具体例

    「太陽は、神秘なる微笑みで世界中の生命を優しく包み込んでいるのです。まるで、天上の慈愛に満ちた母親が、その子供たちを見守るかのように」

    「量子コンピュータは、従来のコンピュータでは解くのが難しい問題にも果敢に立ち向かう勇敢な戦士のようなものです。量子ビットたちは息を合わせ、力を合わせて、難問に立ち向かいます」

    読者のレベルに合わせた具体例

    「お日様が、にこにこ笑って、みんなを温かく見守ってくれているよ。」

    「量子コンピュータは、従来のコンピュータでは処理が困難な問題に対して高い能力を発揮します。量子ビットは協調して働き、複雑な問題を解決するための計算を行います。」

    読み手に合わせて、わかりやすさと表現の工夫のバランスを取ることが求められます。

    • 専門用語や難解な表現は、説明を加えるか、平易な言葉に置き換える
    • 比喩は、読者にとって身近なものを選ぶ
    • 子ども向けの文章では、オノマトペや擬人法を活用し、イメージしやすくする
    • ビジネス文書では、比喩や誇張法は控えめにし、簡潔明瞭な表現を心がける

    読み手に合わせて、わかりやすさと表現の工夫のバランスを取ることが求められます。

    独りよがりの文章になってしまわないように注意しましょう。

    修辞法を使う意図をハッキリさせる

    なぜその修辞法なのか、明確な意図を持って使うことが大切です。

    例えば比喩を使う理由は次のとおりです。

    • 抽象的な概念をわかりやすく説明するため
    • 印象に残るイメージを与えるため
    • 説得力を高めるた

    具体例

    「彼の話は、まるで迷宮のように複雑で、分かりづらい」

    上記の比喩表現には「彼の話が非常にわかりにくいことを伝える」という明確な意図があります。

    修辞法を使う目的をハッキリさせることで、状況に合った表現が選べるようになります。

    なぜその修辞法を使うのか、自問自答しながら、表現力を磨いていきましょう。

    推敲をする

    修辞法を使った後は、必ず推敲をしましょう。

    自分の文章を客観的に見直して違和感を覚えたら、思い切って修正することが大切です。

    ほとんどの文章を書き換えるときもあります。

    推敲を繰り返すことで、より洗練された文章に仕上げられます。

    より良い表現をするために、見直しは必須なので、必ず推敲をするようにしましょう。

    TPOを考える

    TPO(Time,Place,Occasion)に合わせて、修辞法を使い分けることも重要です。

    公式の場では控えめの表現を心がけ、親しい間柄では柔らかい表現を使うなど、状況に応じて使い方を変えましょう。

    具体例

    • フォーマルな場では比喩や誇張法などは控えめにする
    • プライベートでは、オノマトペや擬人法をで親しみやすさを表現する
    • ビジネスシーンでは例示や列挙を使って分かりやすくする
    • 感情的な場面では、反復法や倒置法を使って気持ちを表現する

    場に合わない修辞法を使うと、不適切な印象を与えかねません。

    TPOに合わせて修辞法を使い分ければ、コミュニケーションも円滑にできます。

    相手や状況を考えて、最適な表現を選ぶ習慣をつけましょう。

    修辞法を学ぶおすすめの学習法4選

    修辞法を学ぶには、いくつかの効果的な方法があります。

    ここでは、次の4つを紹介します。

    書籍で基本を学ぶ

    修辞法の基本を体系的に学ぶには、書籍を活用するのが良いでしょう。

    おすすめの書籍は以下のとおりです。

    修辞法に関する入門書や、文章術の本などを読むことで、修辞法の種類や使い方の基礎知識を身につけることができます。

    自分の目的に合ったものを選んで読んでみてください。

    有名な文学作品を読む

    修辞法の使われ方を学ぶには、有名な文学作品を読むのも効果的です。

    優れた文学作品には、巧みに修辞法が使われている箇所がたくさんあります。

    印象的な表現を見つけたら、どのような修辞法が使われているか考えてみるといいでしょう。

    古典から現代文学まで、幅広いジャンルの作品を読むことで、様々な修辞法の使い方を学ぶことができますよ。

    文章を書いたり日常生活で使ってみたりする

    修辞法を身につけるには、実際に使ってみるのが一番です。

    具体例

    • 日記
    • ブログ
    • SNS

    日常的に文章を書くときに意識して使ってみましょう。

    だんだんと表現の幅が広がっていきますよ。

    また、日常生活で意識して使ってみるのもおすすめです。

    具体例

    • 友人との会話
    • プレゼンテーション

    使えば使うほど、自然と身についていきます。

    恥ずかしがらずに、どんどん使ってみることが上達への近道です。

    プロに添削してもらう

    自分の文章を客観的に見てもらうために、プロのライターや編集者に添削してもらうのも効果的です。

    専門家の視点から、修辞法の使い方や改善点を指摘してもらえます。

    何が正しくて間違いなのか、分からないならプロに見てもらいましょう。

    下記のようなサービスで文章の添削が受けられます。

    • オンラインの文章添削サービス
    • ライティングスクール
    • ココナラなどのスキルシェアサービス

    プロからのフィードバックは、文章力向上に役立つはずです。

    ちなみに、僕にメッセージを送っていただければ、今だけ無料で添削させていただきます。

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    古文や和歌で使われる主な修辞法

    古文や和歌で使われている主な修辞法をまとめると以下のようになります。

    • 枕詞(まくらことば)……和歌の中で、特定の言葉に冠して用いられる語句。例えば、「白妙の」「天の羽衣」など。
    • 序詞(じょことば)……和歌の冒頭に置かれ、次の句につながる言葉。例えば、「春来れば」「時知らぬ」など。
    • 掛詞(かけことば)……一つの言葉に二つ以上の意味を掛け、表現に奥行きを持たせる技法。例えば、「松」と「待つ」を掛ける。
    • 縁語(えんご)……意味的に関連のある言葉を用いて、表現に広がりを与える技法。例えば、「糸」と「細く」、「別れ」と「思う」など。
    • 体言止め(たいげんどめ)……和歌の末尾を名詞で終わらせる技法。情景を印象的に表現できる。
    • 本歌取り(ほんかどり)……古歌の一部を引用したり、それを踏まえて新しい歌を詠む技法。古歌への敬意や、新しい解釈を示すことができる。
    • 文字鎖(もじぐさり)……句の終わりの文字を次の句の頭に置いて、鎖のように続けていく技法。リズム感を生み出す効果がある。

    これらの修辞法は、和歌の表現を豊かにし、情景や感情を巧みに表現するために用いられてきました。修辞法を理解することで、古文や和歌の解釈がより深まると言えるでしょう。

    人を引きつける魅力的な文章を書くために重要な4つのポイント

    修辞法を使いこなすことは、魅力的な文章を書くために重要なスキルの1つです。

    しかし、修辞法だけでは人を引きつけることはできません。

    ここからは、人を引きつける文章を書くために押さえておくべき、4つのポイントを解説します。

    伝えたいメッセージを確立する

    まず大切なのは、文章の中で伝えたいメッセージを明確にすることです。

    意外とできていない人が多いです。

    メッセージが固まっていない文章はチグハグな内容になってしまいます。

    文章を書く前に、以下のことを必ず考えるようにしましょう。

    • 何を伝えたいのか?(what)
    • なぜそれを伝えたいのか?(why)
    • 読者にどうなってほしいのか?(how)

    上記の3点を考えておくことで、軸ができてブレない文章を書くことができます。

    なぜ書くのか?何を伝えたいのか?どうなって欲しいのか?

    常に立ち返りながら文章を作っていきましょう。

    理解しやすい構成にする

    次に重要なのは、読者に理解しやすい構成で文章を作ることです。

    構成がめちゃくちゃな文章は、話があっちこっちにいくので分からなくなります……

    悪い具体例

    「私は昨日、美味しいケーキを食べました。ケーキといえば、フランスが有名ですね。フランスには、エッフェル塔があります。エッフェル塔は、高さ300メートル以上あるそうです」

    文章を書く前に、あらかじめ構成を考えておくようにしましょう。

    おすすめの文章構成はPREP法です。

    PREP法とは次の4ステップで文章を構成する方法です。

    • Point(主張)……伝えたい主要なメッセージを提示する
    • Reason(理由)……主張の根拠や理由を説明する
    • Example(例示)……具体例を示して、主張を裏付ける
    • Point(主張)……再度、主張を述べて、印象付ける

    PREP法で文章を書けば、論理的で説得力のある文章になります。

    PREP法を使った文章例

    朝食を毎日食べることが大切だ(Point)

    朝食を摂ると、集中力が高まり、一日を活動的に過ごせるからだ(Reason)

    朝食を食べる習慣がある人は、そうでない人に比べて肥満のリスクが低いという研究結果もある(Example)

    朝食を毎日食べることは重要なのだ(Point)

    各パートの役割を意識して構成を組み立てることで、読者に伝わりやすい文章になります。

    理解しやすい文章構成は、読者に情報を正確に伝えるための基本です。

    PREP法などで、文章の流れを考えながら、読者に寄り添った分かりやすい構成を心がけましょう。

    読みやすい文章を書く

    読者に快適に読んでもらうためには、読みやすい文章であることが求められます。

    読みやすい文章を書くためには、多くの注意するポイントがあります。

    今回は一部を紹介します。

    • 一文一義を心がける
    • 句読点を適切に使う
    • 同じ単語を使いすぎない
    • 「てにをは」を正しく使う
    • 「こそあど」言葉を使わない
    • 同じ助詞を連続で使わない
    • 箇条書きをうまく使う
    • できるだけ簡単な表現に変える
    • 適切なタイミングで段落を変える
    • 誤字脱字に注意する
    • 表記ゆれに注意する
    • 不要な語句を削る
    • 文体を統一する

    基本的には「正しい文法でシンプルに書く」ことが読みやすい文章のコツです。

    表現豊かな文章を目指しすぎるあまりに、読みづらくなってしまっては元も子もありません。

    読みやすい文章の中に、あなただけの表現をトッピングしてみましょう。

    読みやすい文章についてもっと知りたい人は下記の記事がおすすめです。

    具体的な例や信頼できるデータを使う

    抽象的な表現では、読者に伝わりにくいものです。

    具体的な例や信頼できる数字を使うことで、読者はイメージしやすくなり、理解できるようになります。

    例えば下記のような修辞法による抽象的な表現だけでは、読者は具体的にどうすればいいのかわかりません。

    修辞法だけで表現した例

    「我々が取り組むべき最大の問題は環境問題」(体言止め)

    しかし、下記のように具体例を示すことで、読者はより具体的なイメージを持つことができます。

    具体例を出した例

    「マイバッグを持ち歩き、レジ袋の使用を減らしましょう。また、こまめに電気を消し、エアコンの設定温度を適切に調整することで、家庭でのエネルギー消費を抑えることができます。」

    また、信頼できるデータを示すことで、主張の説得力が増します。

    例えば下記のような修辞法だけで表現した文章では、説得力に欠けます。

    修辞法だけで表現した例

    「地球温暖化は私たちの首をわたで締めるかのように進行しています」(比喩)

    ところが、下記のように信頼できるデータや具体的な数字を加えることで、説得力を大きく増します。

    信頼できるデータや具体的な数字を加えた例

    「NASAのデータによると、2022年の世界の平均気温は、1951年から1980年の平均気温と比べて約1.1℃上昇しています。この上昇幅は、過去10年間で最も大きい値を記録しました。」

    具体例や数字を使うときは、以下の点に注意しましょう。

    • 情報の出典元を書く
    • できるだけ具体的な数字を使う
    • 四捨五入などを使って見やすくする
    • 比較対象を出して理解しやすくする
    • グラフや表で視覚的に分かりやすくする

    具体例と信頼できるデータは、文章を説得力のあるものにする強力なツールです。

    修辞法だけでは足りない情報が加わることで、読者の理解と共感を得やすくなります。

    読者に正確に情報を伝え、信頼を得るために、具体例と信頼できるデータを効果的に活用していきましょう。

    文章力を上げるために活用すべきツール9選

    修辞法を使いこなし、文章力を上げるためには、言葉に関する知識を深めることが大切です。

    ここでは、文章力アップに役立つ9つのツールを紹介します。

    日本語のレトリック:文章表現の技法(書籍)

    日本語のレトリック:文章表現の技法」は、この記事を書くために参考にした書籍です。

    30の修辞法を、さまざまな小説や詩などからピックアップして解説されています。

    修辞法を体系的に学びたい人にとって必携の書籍といえるでしょう。

    連想類語辞典(Webサイト)

    連想類語辞典は、特定のキーワードに関連する類語、同義語、対義語などを見つけることができるWebサイトです。

    この辞典では、検索したいキーワードを入力するだけで、その言葉の類語や対義語、関連語が表示されます。

    同じ単語を何度も使ってしまうと、文章が単調になってしまいがちなので、類語を使って文章に変化をつけるようにしましょう。

    例えば、「強い」という言葉を入力すると「たくましい」や「頑丈」などの類語が見つかります。

    「強い」で検索すれば「強い」の類語が表示される

    単調な文章になってしまって困っているときは、連想類語辞典のWebサイトを開いて、類語を検索してみるといいでしょう。

    無料で利用できるので気軽に使ってみてくださいね。

    日本語表現インフォ(Webサイト)

    日本語表現インフォは、日本語の表現方法について参考書のようにまとめられているWebサイトです。

    表示されている単語をクリックするだけで、該当する日本語表現が表示されます。

    上手い文章表現に悩んでいるときに頼りになるサイトなので、文章を書いていて詰まってしまったときは利用してみることをおすすめします。

    こちらも無料で使えるので気軽にアクセスしてみましょう。

    てにをは連想表現辞典(書籍)

    てにをは連想表現辞典」は、日本人有名作家400人の名表現を類語・類表現で分類した書籍です。

    1,312ページ、合計22万もの表現例を著者が20年かけてまとめられており、読み進めていくことで日本語の奥深い表現技法が自然と身についていくことでしょう。

    完全なゼロから言葉を生み出すのは簡単ではありません。

    この書籍を読んで多くの表現例に触れることで、新たな表現を生み出す助けになるはずです。

    てにをは辞典(書籍)

    「てにをは辞典」は、日本で最大級の「本格的日本語コロケーション辞典」として結合語ばかりを60万例集めた書籍です。

    総1,824ページに及ぶ本書を読み進めれば、きっとぴったり当てはまる表現例が見つかることでしょう。

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    実用日本語表現辞典(Webサイト)

    実用日本語表現辞典は、場面や状況に合わせた実用的な表現を調べられるWebサイトです。

    気になる単語を検索窓に入力する

    現代的な日本語を調べられるので、言葉の意味で悩んだときに利用するのがおすすめです。

    試しに「Web」で検索すると下図のように表示されます。

    「Web」で検索すれば表示される画面

    無料で利用できるので、ひとまずこちらで検索してみるといいでしょう。

    日本語NET(Webサイト)

    日本語NETは、日本語に関する総合的な情報を提供しているWebサイトです。

    文法やオノマトペ、言葉の使い分け方など、幅広い日本語の情報を調べることができます。

    日本語NETでは言葉の使い分けがまとめられている

    日本語について、あらためて勉強したい人にとって参考になるサイトになっています。

    対義語・反対語辞典(Webサイト)

    対義語・反対語辞典は、対義語や反対語を調べられるWebサイトです。

    五十音順に並べられているので、気になる対義語を簡単に探すことができます。

    対義語には五十音順にまとめられている

    他にも、四字熟語辞典や三文字熟語辞典、数え方辞書に慣用句辞典と、日本語の使い方で悩むポイントを解決してくれるツールが揃っています。

    対義語以外にも便利なツールがある

    特に日本語は多くの数え方があって迷ってしまいがちなので。数え方辞書には、よくお世話になっていますよ。

    数え方辞書が便利なのでおすすめ

    ChatGPTなどの生成AI

    ChatGPTなどの生成AIは、与えられた情報をもとに文章を自動生成するツールです。

    修辞法を使った例文を生成してもらうことで、表現の引き出しを増やすことができます。

    ただし、AIが生成した文章をそのまま使用するのは避け、あくまで参考程度に留めましょう。

    生成AIは「ハルシネーション」といわれる「ウソ」をつくことがあるので、必ず修正加筆するなどして利用してください。

    以上のようなツールを活用することで、言葉への理解が深まり、文章力アップにつながります。

    修辞法でよくある質問

    修辞法について、よく聞かれる質問をQ&A形式でまとめました。

    修辞法にはどんな種類がありますか?

    修辞法には、比喩、擬人法、倒置法、反復法など、様々な種類があります。

    大きく分けると、以下のようなグループに分類できます。

    • 文章を書くときの基本となる修辞法(比喩、擬態語、倒置法など)
    • 内容を強調する修辞法(反語法、同語反復、誇張法など)
    • 文章に変化をつける修辞法(省略法、緩叙法など)
    • 読者の理解を助ける修辞法(列挙法、語句挿入、反照法など)

    この記事で詳しく解説しているので、使い方を確認してくださいね。

    修辞法と表現技法の違いは?

    修辞法は「文章で表現する技術や工夫」のことで、表現技法は「文章以外を含めた表現する技術や工夫」のことです。

    つまり、表現技法の一つとして修辞法があります。

    文章以外の表現技法として下記のものがあります。

    • 音楽の表現技法
    • デザインや絵画の表現技法
    • 運動の表現技法

    修辞法は文章だけでさまざまなものを表現することに特化した技術です。

    文章表現に悩んでいる人は、修辞法について勉強するようにしましょう。

    修辞法を効果的に使うためのコツは?

    修辞法を効果的に使うためのコツは、以下の通りです。

    • 使いすぎない
    • 文脈にあった修辞法を選ぶ
    • 読む人のレベルに合わせる
    • 修辞法を使う意図をハッキリさせる
    • 推敲をする
    • TPOを考える

    まとめるとさじ加減が大切です。

    表現の幅を広げるための道具として、バランス良く修辞法を取り入れましょう。

    修辞法に関するおすすめの書籍は?

    修辞法を学習できるオンライン講座はある?

    実は現在、ライティングを学べる講座を作成中です。

    完成したら発表させていただきますので、もう少々お待ちください。

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    まとめ:修辞法で言葉の可能性を広げよう!

    この記事では、修辞法の種類やメリットについて解説してきました。

    修辞法を使うメリット

    • 印象に残りやすくなる
    • 情報が伝わりやすくなる
    • 文章のリズムが良くなる
    • 文章に引きつけられる
    • 説得力が上がる

    文章を書くときに基本となる修辞法

    • 比喩(ひゆ)
    • 擬態法(オノマトペ)
    • 倒置法(とうちほう)
    • 体言止め(たいげんどめ)

    内容を強調する修辞法

    • 反語法(はんごほう)
    • 同語反復(どうごはんぷく)
    • 誇張法(こちょうほう)
    • 反復法(はんぷくほう)
    • 漸層法(ぜんそうほう)
    • 対句法(ついくほう)

    文章に変化をつける修辞法

    • 省略法(しょうりゃくほう)
    • 緩叙法(かんじょほう)

    読者の理解を助ける修辞法

    • 列挙法(れっきょほう)
    • 挿入法(そうにゅうほう)

    また、修辞法を使うおすすめのシーンについても紹介しています。

    修辞法を使ったシチュエーション別の具体例

    • プレゼンテーションやスピーチ
    • 広告やキャッチコピー
    • 創作文や小説

    修辞法は、言葉を選んだり並べたりすることで文章表現の幅を広げる技術です。

    比喩や倒置法、反復法など、さまざまな種類の修辞法を使いこなすことで、文章に多種多様な効果や印象を与えることができます。

    ただし、修辞法の使い方には注意が必要です。

    修辞法を使う注意点

    • 使いすぎない
    • 文脈にあった修辞法を選ぶ
    • 読む人のレベルに合わせる
    • 修辞法を使う意図をハッキリさせる
    • 推敲をする
    • TPOを考える

    使いすぎたり、不適切な場面で使ったりすると、逆効果になることもあります。

    この記事を参考にして、あなたらしい表現豊かな文章を書けるようになってくださいね。

    とはいえ「一人で勉強していても分からない」「正直これで合っているのか分からない」なんてことがあると思います。

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    また、表現豊かな文章は「読みやすい文章と」組み合わせることで、真の効果を発揮します。

    下記の記事で読みやすい文章の書き方について、詳しく解説しているので、気になる人は参考にしてくださいね。

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